スイスの大学に留学する人のために 3.スイスの食 | 生物学者ママの実験的スイス生活

生物学者ママの実験的スイス生活

スイスドイツ語圏最大の都市で、仕事と子育てに奮闘中の研究者ワーママ。
夫とチビちゃん二人の家族4人の日々の生活を、生物学者としての視点で(独断と偏見も交えつつ)考察します。

スイスは人件費が高いため、非常に外食が高額だ。

ビッグマック指数という有名な経済指標があるが、現在ビッグマックの価格は6.9フラン。

もちろん単品の価格である。

フラン高も相まって、日本と比較すると2.5倍以上の物価ということだろうか。

 

ただし、野菜や果物類、乳製品類は非常にリーズナブルな価格である。

2.5倍ということは絶対ない。

特に果実と乳製品は、ほとんど日本と変わらないかむしろ安いかもしれない。

安い牛乳は1Lあたり1.2フランほど、りんごはキロ4フランしない。

 

ハイジのアニメを見たことがある人、彼女とおんじが何を食べていたか思い出してみてほしい。

チーズとパン、そしてヤギ乳がメインだった、というか、それ以外見た記憶は私にはない。

スイス人の伝統的な食べ物は、これらに加えてせいぜいじゃがいもとりんごくらいである。

これらのものはすべて、非常に価格が安く抑えられており、スイスのstaple food といって過言ではないかもしれない。

 

もちろん今ではスイス人の食生活の幅は広がっていると思う。

各国食のレストランも多数見受けられるが、日本食レストランはたいてい高級、おいそれと毎日通うような場所ではない。

日本風のものが食べたいのであれば、自炊が基本である。

 

最近日本食は世界のどこでもブームで、スイスでも普通のスーパーで醤油はもちろん、ミソやみりんまで売られている。

これらは品質はともかく価格的にはスーパー価格、こだわりが無ければ十分である。

それ以外に、日本食材を扱う店は大きな都市にはほぼ必ずある。

チューリッヒだと、Yumihana, Nishi shopなどの他、アジアショップLyan Hua、asiaway などでも多少置いてあることがある。

 

このような場所で調味料は調達し、食材はスーパーのものを使って、かなり十分な和風の自炊が可能である。

米もスーパーのリゾット米はそこそこ食べられる。

あとは到着後に周りの日本人に聞いてみるのが良い。