スイスは人件費が高いため、非常に外食が高額だ。
ビッグマック指数という有名な経済指標があるが、現在ビッグマックの価格は6.9フラン。
もちろん単品の価格である。
フラン高も相まって、日本と比較すると2.5倍以上の物価ということだろうか。
ただし、野菜や果物類、乳製品類は非常にリーズナブルな価格である。
2.5倍ということは絶対ない。
特に果実と乳製品は、ほとんど日本と変わらないかむしろ安いかもしれない。
安い牛乳は1Lあたり1.2フランほど、りんごはキロ4フランしない。
ハイジのアニメを見たことがある人、彼女とおんじが何を食べていたか思い出してみてほしい。
チーズとパン、そしてヤギ乳がメインだった、というか、それ以外見た記憶は私にはない。
スイス人の伝統的な食べ物は、これらに加えてせいぜいじゃがいもとりんごくらいである。
これらのものはすべて、非常に価格が安く抑えられており、スイスのstaple food といって過言ではないかもしれない。
もちろん今ではスイス人の食生活の幅は広がっていると思う。
各国食のレストランも多数見受けられるが、日本食レストランはたいてい高級、おいそれと毎日通うような場所ではない。
日本風のものが食べたいのであれば、自炊が基本である。
最近日本食は世界のどこでもブームで、スイスでも普通のスーパーで醤油はもちろん、ミソやみりんまで売られている。
これらは品質はともかく価格的にはスーパー価格、こだわりが無ければ十分である。
それ以外に、日本食材を扱う店は大きな都市にはほぼ必ずある。
チューリッヒだと、Yumihana, Nishi shopなどの他、アジアショップLyan Hua、asiaway などでも多少置いてあることがある。
このような場所で調味料は調達し、食材はスーパーのものを使って、かなり十分な和風の自炊が可能である。
米もスーパーのリゾット米はそこそこ食べられる。
あとは到着後に周りの日本人に聞いてみるのが良い。