スイスの大学に留学する人のために 1. スイスの住 | 生物学者ママの実験的スイス生活

生物学者ママの実験的スイス生活

スイスドイツ語圏最大の都市で、仕事と子育てに奮闘中の研究者ワーママ。
夫とチビちゃん二人の家族4人の日々の生活を、生物学者としての視点で(独断と偏見も交えつつ)考察します。

大学経由の交換留学であれば、居住先は大学の持っている(もしくは提携している)寮なりを準備してもらえて当然と私は考える。

実際そのようにサポートは行われているようだ。

ただ、諸般の事情で寮に入居できないかもしれない、という相談を先日受けた。

入居に年齢制限があり、それにひっかかったというのだ。

 

しかし日本と違ってこちらでは、そのような規則は非常にゆるやかで、担当者裁量で例外を認めて貰える確率はかなり高い。

ましてや交換留学生はある意味お客様、変に遠慮せず堂々としかし礼儀正しく交渉してみるのが良い。

担当者にきちんと理由を説明し説得すれば、例外認定してもらえる可能性は高い。

いずれにせよ、送り出す・迎え入れる大学側が責任を持つのは当然のはずなので(それ込みでの留学なので)粘り強く担当者に申し入れた方がいい。

 

それでもだめなら(自力で探すしかないなら)短期の留学であれば家具付きのシェアハウスやアパートなどを探すのが手である。

数ヶ月から一年の短い滞在で、家具まで揃える金銭的時間的余裕はないだろうから、生活用品一式あるいは家具だけでも付いている物件を探す。

これも一般の不動産サイトなどでは難しいだろうから、同窓会組織を頼るなりして探す方が現実的かもしれない。

大学のコミュニティサイトもある。

 

 

ただし上のサイトも一般のサイトも、詐欺まがいの物件も混ざっているようなので、焦るあまり、物件を見てもいないのに「明日までに保証金を振り込め」などという手口には絶対引っかからないように。

普通の大家は相手を見てからでないと契約を結びたがらないので、このような物件はそもそも怪しいし、あまりにお金に固執する家主は入居中や退去時などにもトラブルを起こしがちである。

 

コロナあとのここ1,2年というもの、チューリヒへの人口流入が非常に多いようで、住宅事情は著しく悪い。

この傾向は当分続くと見られている。

特にチューリヒ市内で探すのは至難の業であるので(見つかればラッキーだが)、少し周辺の区域も視野に入れるのが吉である。

SBBのゾーン区分で、市内の110ゾーンの1ゾーン外側までなら、公共交通は非常に整っており通学に問題はないはずだ。