今週からチューリヒ周辺の学校では新学期、新学年が始まった。
おびちゃんは、いよいよギムナジウムの一年生となった。
さて一日目、日本のような入学式はないものの、この日は特別なスケジュールとなっており、子供には学校説明会のようなもの、親の懇談会のようなものも予定されていた。
私は体調不良で参加できなかったので、パピが一人で参加した。
小学校には驚かされるばかりの家庭、保護者がうじゃうじゃいたが、さすがにギムナジウムとなれば保護者の顔ぶれは少しは常識的(日本人の私と一般のスイス人が思う程度に)でマイルドなはず、と思いたい。
いずれにせよ、生徒はプレ大人扱いの学校のこと、保護者の出番は殆ど無いだろう。
一日目、おびちゃんは意気揚々と学校から戻ってきた。
早速、6人グループでタピオカ屋により道をしてきたらしく、片手にタピオカミルクティーを持ってのご帰還だ。
(日本ではすでに人気が下火のようだが、ヨーロッパは今まさに最盛期なのだ)
夏休み前に見つけた店(その時は開店前だった)に、みんなを誘って行ったらしい。
初日からさっそく楽しそうだ。
日本と違って、こちらのギムナジウムの校則は非常にゆるそうだ。
制服もないし、買い食いもしたい放題、昼ごはんだって外に食べに行くのは自由。
多分、飲酒と喫煙も、法定の年令に達していれば何も言われないのだろう。(ビールは16歳から)
ちょっと自由めな高校、いやそれを通り越して大学の感覚に近いかもしれない。
(おそらく出席には厳しいのだろうが)
授業だって必ずしも全コマ埋まっているわけではなく、空き時間に外に出かける子もいるらしい。
1年生はまだ弱冠12−13歳。
我々の中学時代に比べると雲泥の差で、さすがにちょっと自由すぎるんではとも思わないではないが、今のヨーロッパはどこでもこんなものだろう。