あと一ヶ月 | 生物学者ママの実験的スイス生活

生物学者ママの実験的スイス生活

スイスドイツ語圏最大の都市で、仕事と子育てに奮闘中の研究者ワーママ。人生の3分の1以上をすでにスイスで過ごし、すっかり現地に同化中。
夫ともはやチビではない息子たちとの家族4人の日々の生活を、生物学者としての視点で(独断と偏見も交えつつ)考察します。

ついにギミ入試まで一ヶ月を切った。

ウェブサイトからの受験の申し込みも済ませた。

スポーツ休みの前のこの時期までで小学校の前期は終わりなので、その成績表もアップロードした。

入学選考では、評価の50%がこの成績表で決まり、残りの50%は試験での評価となるのだ。

 

さて前回(5年生後期)でかなり頑張って良い成績をもらってきたおびちゃん。

正直、我々両親は、もしかしてここがピークなんじゃないか(肝心の6年生前半の成績が下がるのでは?)とかなり心配した。

彼の性格は、満足すると手を抜く(こともある)タイプだからだ。

 

しかしおびちゃん、我々の心配を見事に裏切り、実は全く満足してはいなかったようだ。

まだまだいける、と思ったのか思わなかったのか、6年生前半も実によく努力した。

なんかスイッチが入ったようだ。

勉强が楽しいと思えたか、良い点数を取るのがかっこいいと思ったのか、それともプライドが芽生えたのか。

 

算数とドイツ語以外は入試に関係ないのだが(なのでどっちかというと入試の算数とドイツ語に集中してほしいとすら私は思ったのだが)あらゆる科目でテストに備えて自主的にまとめプリントを作ったり。

(欲しいという友達にはそのプリントをあげていた。君はクラスの試験対策委員か?)

してもしなくてもどちらでも、と言われた課題もすべてこなしたり。

音楽のハーモニカ演奏まで、テストだから!と言って本気で練習していた。

ほとんど親が介入しなかったわりには、正しい方向に努力できたと思う。

 

ともあれ、はたから見ていても涙ぐましい努力の甲斐があり、更に6年生前半の成績は向上し、夢の平均5.5超えとなった。

(実際、たぶんこれ以上の成績は、今後更に上の学校では取るのは難しいのではと思う)

 

半年間、弱音も吐かずに塾にも行ったし(日本の子供よりは短いが)、ドイツ語の個人レッスンにも通った。

来週も復習を兼ねて短期コースに行く。

クラスの他の子供達(受験する子たち)は2週間のスポーツ休みのうち一週間は遊びに行くらしいというので、じゃあ僕も休みたい?と聞いたら、自分は勉強するのだという。

我が子ながらえらい、健気である。

 

来週の塾は午前中だけなので、午後はちょっと息抜きにどこかに連れて行ったりもしてやろうかなと思う。