初めてのスキー教室 その5(ともあれ一安心) | 生物学者ママの実験的スイス生活

生物学者ママの実験的スイス生活

スイスドイツ語圏最大の都市で、仕事と子育てに奮闘中の研究者ワーママ。人生の3分の1以上をすでにスイスで過ごし、すっかり現地に同化中。
夫ともはやチビではない息子たちとの家族4人の日々の生活を、生物学者としての視点で(独断と偏見も交えつつ)考察します。

かくして無事スキーバスにのせてもらえたおびちゃん。
バスは、これまで見たことある中でも最大級の、2階建て観光バスである。
黒っぽい窓ガラスで中はよく見えないが、おそらく60人以上乗れるだろう。

こんなにたくさんの子供達をのせた運転手さん、責任重大・・・
(気のよさそうなでっぷりしたおじさんだった)

ともあれ行ってらっしゃい。

17時過ぎにバスはまた元の場所まで帰ってくる。

それに間に合わせるために、いつもよりぶぶちゃんをかなり早めに保育園からピックアップしたら、保育士さんにどうしたのか聞かれた。
おびちゃんがスキーに行っている旨話すと、「ああ、おびちゃんなら絶対うまく滑れるよ!」と言われた。

おびちゃんも保育園の時に同じ保育士さんにお世話になっており、その運動能力を高く買われていたのだ。
私もスキーくらい余裕に違いないと思っているので、全くそれについての心配はしていない。
むしろ、子供らの中で一番チビに分類されるおびちゃんが、食事やトイレ休憩、などのことを大きい子達と同じにできるのかの方が気になっていた。

参加年齢層は、公式には7才から16才、おびちゃんは6才半である。
朝、親から離れるときに、泣いている小さい女の子までいた。
(おびちゃんは親から離れて一人で行くことについてはまったく平気なのだが)

しかし、帰ってきたバスから飛び出してきたおびちゃんは、そんな心配を吹っ飛ばすほどの上機嫌であった。
よほど楽しかったらしい。
男の子の常として、詳しい説明はしてくれない(できない)のだが、一人意地悪な女の子にちょっかいかけられたのが嫌だった以外は、問題なかったようだ。

さあ、みっちり一週間スキーを習ってきてくれ。
(できれば一週間行ったっきりの合宿でも良いくらいなんだけど、さすがにそういうコースは10才以上だった)
マミも毎朝頑張って6時おきだ。