ひとりよがりになってはいけない
ずれやまズレ子3rdアルバムに入っている「おかえし蛸だまし」というタイトルの歌があります。
どんな歌か、まずは聴いてみてください。
わかりにくい内容だとは思っていたのですが、やはりちゃんと伝わっていなかった事が判明しました。
その人が聴く音楽は3人だけで、長渕剛さん、あいみょんさん、そして、ずれやまズレ子さん、この3アーティストのみを聴きまくっておられるのだそう…。
その人から、「ズレさんの歌詞って斬新だよねー。」
って言われ、どの曲か確かめると、「カニ🦀を食べに行ったら、🐙蛸を食べさせられて、騙されたーと恨む歌あるよね?」
と言うので、どの歌なんだろ?と思い当たったのが、前出の「おかえし蛸だまし」だったのです。
確かに言われてみると、蛸だましって伝わりにくいワードですネ〜。
蛸だましとは、男鹿半島に伝わる「蛸だまし漁」という蛸釣り漁があるのです。
赤い布を切り裂いてカニのようなカタチを作り、竿の先端に取り付けて、海中突っ込みにパシャパシャさせていると、蛸が大好きなカニと間違えて飛びついてきたところを釣り上げるという、古くから伝わる漁法があるのです。
また、男鹿半島には、蛸入道🐙伝説があり、村人に捕まえられそうになった蛸が、足を1本ずつ村人に切り渡して難を逃れ、また同じ村人に捕まえられそうになっては、足を1本渡し、7本の足を捧げたのに、最後の、1本まで奪いとろうとしたところで、村人を飲み込んで仕返しをしたのだそうな。
この2つの伝承を擬人化して物語りにしたのが、「おかえし蛸騙し」なのです。
異なる解釈をしていたその人に説明したら、ご納得頂けたのですが、やはり歌を聴いて歌詞が伝わっていなかったのは、ひとりよがりになっていたからだと実感させられる事件でした。
まだまだだワァ〜、あたし…😅💦