能登の思い出
ちょっと悩んでいた頃、奥能登をひとり旅したことがあります。
大好きな町が地震に襲われて、とても心配です。
被災された皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。
以前、訪ねた時の写真を引っ張り出してきて、能登半島に想いを馳せています。
能登空港でレンタカーを借り、真っ先に向かったのが大沢漁港。
間垣と呼ばれる風雪避けが、独特の景色を生み出していました。
そして輪島市のはずれに建つ一軒宿に一泊…。
当時、旅館でおひとり様は、あまり受け付けてもらえないことが多かったのですが、この宿は、泊めてくれました。
でもひっきりなしに仲居さんが、何かと理由をつけて部屋に顔を出し、もしかしてあたし、この世から消えようとしている人に思われていたのかしら?
あまりにもしつこいので、曲作りに来たことを話したら、安心したようで、顔を出さなくなりました。
早く目が覚めてカーテンを開けると、窓の外には、朝焼けの海に並ぶ七ツ島…。
なんか、歌の題材になりそう。
絶景の白米千枚田…。
ここで獲れたお米はどんな味がするのでしょうネ…。
徳保の千本椿…。
ここも歌の題材になりそう…。
有名な宿、よしが浦温泉ランプの宿…。
いつかここに泊まってお月見をしてみたいなぁ…。
長手崎灯台…。
この日は、とても穏やかな海でした。
見附公園の松林…。
軍艦に見える見附島…。
残念なことに、今回の地震でだいぶ崩れ落ち、尖った先端じゃなくなったらしいです…。
恋路海岸…。
ここは、既に歌になっています。
向こうに見えるのは弁天島なので、芸能上達を願ってきました。
まだまだ訪ねたい場所はありましたが、この時のひとり旅では、ここがゴールです。
この旅で1曲、書き下ろしました。
他にも書きかけの曲をそのままにしていたので、ちゃんと完成させようと思います。
そしてまた大好きな能登半島をゆっくり旅すると心に決めています。
1日も早く復興に向かうことを願ってやみません。