どうしても初日を体験したくて久々の遠征。

・・・で、

行ってよかった。

 

思いがけない選曲の数々だったので

これから安心してネタバレの感想を読めるという開放感は、

何ものにも代えがたい気がした。

 

ライブの様子はというと、

会場の温かい歓声に戸惑ったのか

なんともヘンなテンションの迷走ぶり。

開始からしばらくしてトイレに中座するわ

手が痛いとぼやきまくるわ

それ、公言しちゃまずいでしょ、というような

危うい発言をするそばから口止めを乞うたり

苦笑するしかない言動の数々で、

ファンでない人が聴いたらどう思われるかと

ヒヤヒヤしっぱなしだった。

 

とはいえ、

肩ひじ張ることなく、

ありのままに

無理せず自分のペースで

歌っていきたい・・・というような空間は

私には心地良かった。

自分はそんなふうに

これからやっていきたい、という

宣言のようにも思えた。

 

ギターはリハビリ途上かな?

という感じで

雑やん、

間違ったやん、

とツッコミたい箇所満載だったので

このツアーでの更なるリハビリを切望。

というか

「今」ならではのギターや音と

新たに出会いなおしてほしい、という気がした。

 

歌は、ギターをカバーするかのようで

妙に迫力があった気がする。

 

古い青い曲もあったのだけど

それが不思議と

今のほろ苦さと妙にマッチして

昔の良さとは又違う

ちょっとくたびれながらも

新たな力がじんわり湧いてくるような

説得力を感じる歌になってたりして

興味深かった。

 

以下、

どうしても曲名に触れるので、間を空ける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

妙に印象に残っているのは

「ADDRESS」である。

実はなぜかこの曲はあまり好きな方ではない。

なんかいい人すぎるようで今一つ

リアリティを感じずにきたのだけど、

今回のこの歌は妙に沁みた。

CDよりも太く、強い声には

心の底にしっかり届くような、

誰かに切実に力を届けようとするような

迫力があって、

なんだか初めてこの曲の在るべき姿を

見たような気がした。

 

あと、

「虹のつづき」

「温かい手」

「世界の果てまでありがとう」を

3曲とも聴けたのが、何より嬉しかった。

どれも大好きな曲で、この3曲で

シングル出しませんか?

(企業CMつながり、ということで?)

などと言いたくなるくらいなのである。

この3曲はもっと陽の目を見てほしいなぁ。

 

「君と見てた空」は、

是非是非是非、フルコーラスやってほしい。

というか、

やるべきです!

 

まだまだ探り探りな感じの初日だったけど、

もっともっと聴きたくなった。

 

ゆっくり

じっくり音楽に向き合う時間と空間が

これからも

ずっと

在り続けますように・・・。