6月ももう終わり・・・

いつのまにか1年の半分が過ぎようとしている

そんな日常の中で

折にふれ口ずさんでしまうのがこの曲

 

しっとりした重みがありながら

軽やかでパーカッシブなギターのうねり

淡々としていながら

印象的なメロディー

そんな音たちにのって

淡々とした日常が

淡々と語られる

 

淡々とした日常なのだけど

端々に

ちょっとした

日常の環境や人間関係の変化や

人生のイベントが垣間見え

人が生きているということ

そのものの手触りを感じる

 

そしてそんなあれこれは

手紙という形で

「誰か」に

届くのか(届かず6月の空に消えていくのか・・・)

 

何とも言えない味わいが心に残る曲

日々の暮らしを凝縮したような曲

 

 

 

などと思いつつ

いつしか心は「6月」というものへ・・・

 

6月ってなんだか不思議

一応四季では「夏」なんだろうけど

いまひとつ割り切れない

梅雨 初夏 ・・・

やはり6月は6月

 

そういえば6月10日は時の記念日

時計の淡々とした佇いは

なんとなく6月に似つかわしいような・・・

 

淡々としているようでいて

一年で一番昼が長い夏至は

6月のなかにある

 

そんなこんなを

とりとめもなく考えている

 

1年の真ん中あたり

6月が終わると

1年ももう後半・・・

 

そんな日常の中で聞く

「6月の手紙」

 

山崎まさよしの「四季」の中の一曲で

本人曰く「春の引っ越しの歌」

桜の季節になるといつもこの曲を思い出す

 

流れるような美しいメロディー

しかし

「戻りみち 消えてく」

「週末の雨に打たれて散るだろう」など

歌詞につづられた情景は

哀切で情け容赦ない

それなのに

チェンバロの音に似た間奏は

(何かの曲に似ているという話も当時あったが・・・)

思いの外 力強く

私には

桜の花びらが散った後に

はじけるように芽吹く新芽の生命力のように思える

「スプリング ハズ カム」

スプリングのようにはじけるのが春なのかな・・・などと

たわいのない連想をめぐらせつつ

まさに別れと出会いの「春」そのもののような歌だな~と思う

 

一見すると

街の片隅の四畳半のふたりの始まりから終わりの歌

なのだけど

いつしか

春のように平和な戦後日本の時間

さらに

地球上に存在する人類の「束の間」

果ては

宇宙の中に地球が存在する「束の間」・・・

私の中で連想はひろがっていく

 

何を言っているのだか・・・という気もするが

私にとってこの曲は

四畳半から宇宙までを包み込むような

「春の歌」なのである

雪が降ると この曲が心の中に流れる。

 

手のひらの中にすっぽりと納まるような

小さな曲だけど

ひとつひとつの言葉が

とにかく美しい。

 

この広い世界の

どんな小さな片隅にも

そっと舞い込んで

白く降り積もる雪。

雪の降る夜の

なにものにも代え難い

特別な空気感が

心の奥深くに沁み入ってくる。

 

遥かに広がる黒い空から

世界にあまねく降り注ぐ静かな白と

小さな小さな空間に込められた

ほのかな温もりの対比。

過去も罪も未来も

すべてが白く覆い尽くされる束の間。

「雪」という物事の手触りを

くっきりと体感するような曲。

 

なぜピアノなのかな

ピアノで作った曲だから・・・と

聴いたことがあるような ないような

 

ふと思う。

ギターがかき鳴らす筋力の音だとすると

ピアノは上から下に落とされる重力の音。

 

重力によって

あまねく降り注ぐ雪に

ピアノの音は

なんとも似つかわしいのかもしれない。

 

 

 

 

 

蛇足

これは雪が珍しい地域の住人のたわ言である。

 

セロリ コイン ツバメ・・・

以前から三文字タイトルに名曲多いな~と思っていた

 

暇つぶしに探してみた

 

心拍数

ツバメ

セロリ

コイン

昼休み

ピアノ

ドミノ(正確にはド ミ ノ)

カルテ

砂時計

区役所

タイム

未完成

江古田

創世歌

十六夜

バス停

深海魚

贈り物

さなぎ

影踏み

フリト

 

たしかに人生観に通じる名曲多し

ところが全曲リストから三文字を

ピックアップしていると

三文字以外の名曲たちが心をくすぐってくる

 

二文字タイトル曲

 

長男

晴男

追憶

花火

空へ

光源

紛失

願い

霧雨

 

四文字タイトル曲

 

中華料理

関係ない

ステレオ

HOⅯE

あじさい

ペンギン

ソノラマ

審判の日

サーカス

明日の風

最後の海

アトリエ

カタログ

風の伝言

春も嵐も

アリガト(正確には ア・リ・ガ・ト)

五月の雨

EXIT

ブランコ

うたたね

心の手紙

カゲロウ

君の名前

回想電車

斉藤さん

温かい手

 

勢い余って五文字タイトル曲

 

パンを焼く

僕らの煩悩

ヤサ男の夢

ピンボール

星に願いを

月曜日の朝

六月の手紙

愛のしくみ

メヌエット

アンジェラ

NAVEL

ルナチック

太陽の約束

星空ギター

ターミナル

パイオニア

知らんけど

虹のつづき

 

止まらなくなって六文字タイトル曲

 

窮鼠猫を噛め

坂道のある街

妖精といた夏

アドレナリン

ベンジャミン

名前のない鳥

振り向かない

水のない水槽

やわらかい月

低気圧ボーイ

ある朝の写真

アヒルちゃん

オークション

手をつなごう

オモイスゴシ

××しようよ

レインソング

振り向かない

ドレッシング

お家へ帰ろう

ビー玉望遠鏡

シングルマン

君と見てた空

21世紀マン

アンドロイド

アイムホーム

愛にコリータ

プロフィール

インターバル

 

さすがにキリがないので

これでやめるが

これらの中に

「月明かりに照らされて」も

「One more time,One more chance」も

「僕はここにいる」も

「全部、君だった。」もない

改めてどんだけ名曲を生み出してきたのかと思う

 

最後に言うと一文字タイトル曲は

 

 

のみである

 

暇人の独り言にお付き合いいただいた方

ありがとうございました

間違いもあるかと思いますが

笑ってお許しください

 

ツアーの中止を知って、正直ほっとしている自分がいる。

オーガスタキャンプ、ミュージックフェア・・・

この2年ほど

何らかの異変が生じていることは明らかだと思えるのに

原因が何なのか ずっとモヤモヤしていたから。

そんな状態で

あの手練れで強烈な二人とのツアーは

どんなことになるのか不安でしかなかった。

まさかとは思うけど、ドタキャンもあり得るかも

とまで思っていたので

キャンセルや払い戻しなど

諸々の対応が可能な時期での中止発表は

英断だと思った。

 

実は前日の朝、

例によってモヤモヤ考えてしまっていた時

突然ふっと吹っ切れた気がした。

山崎まさよし30年。

切りがいい。

ここで一度コンプリートしてもいいかも、と。

 

オーガスタキャンプ、山崎見聞録を見聞きするにつけ、

強く感じたのは、山崎楽曲の魅力と共に、

そこで演じられなかった、あるいは収録されなかった曲たちへの焦がれる思いだった。

山崎楽曲は、どのひとつひとつをとっても他と代えることのできない唯一無二の結晶だと思う。

一曲の中に、この世の様々な事象がおそろしく普遍的に凝縮されていて、網羅すると一冊の辞典ができるのではないかと思えるほどだ。

ワンモアとセロリだけの人ではない。

30周年を機に、

そんな楽曲たちを一度コンプリートできないだろうか?

例えば

「山崎まさよし30年 オールタイム オールワークス

 1995~2025」みたいなネーミングで、

制作してきたすべての曲を、オリジナル音源で、一切の主観を排したアイウエオ順で収録(出典はタイトルごとに詳細に記載する)。

今までに音源化されている山崎楽曲180曲余。

何枚組になるかわからないけど、完全受注生産する。ジャイアン氏のライナーノーツは是非・・・それに加えて、ライナーノーツ募集のサイトを作り、楽曲への思いを自由に書き込め、閲覧できるようにする。

そんな企画ができたら、ツアー中止のさびしさを紛らすことができるかも・・・

 

そんなことをとりとめもなく考えている今日この頃。