速さは全てを解決する-『ゼロ秒思考』の仕事術



仕事のスピードが遅くなる理由と、スピードを極限まで上げるノウハウが詰まった1冊です。


■日本のホワイトカラーの生産性の低さの3大要因
1:自分で決定し、推進しきれない人が多い。
2:部門内外の調整につぐ調整。
3:それに伴う膨大・過剰な書類作成。

■生産性向上の鍵はスピード
1:何を書き、どう伝えるべきか、全体像を明確に持つ。
2:顧客ニーズと競合状況、業界動向に通じて説得力のある文章を書く。
3:社内の意思決定プロセスを十分に把握して通しやすい形で効果的に表現する。
4:内容の確認、各部署との調整が素早くできる。
5;上司やその上の上長などの期待を超える提案をする。

■仕事が遅い理由

・すぐ始めることができない。
保留癖、TODOに入れて一安心、、してる場合じゃない。

・やるべきことに集中できない。
あれこれやろうとして、最重要なことが最速でできない。

・段取りが悪く後手後手になる。 
(例)メンバーの確保、場所取りができてない

・優柔不断、迷う。
自分の判断に自信が持てない。押し通せない。自分の意見があるのに、反対意見が出るとうまくまとめることができない。

・書類、資料の作成が遅い。
2割報告をせず、最初から完璧にやろうとして戻しが多い、参考資料を探すのに時間がかかる。

・メールに多くの時間がとられる

・会議が多い、時間が長い。

・差し戻し、やり直しが多い。

■スピードをあげる8つの原則

1:まず全体像を描く。
最終成果は何?
━その成果を出す為の要素は?
━どういうステップを踏んで、成果につなげる?
━どこから手を付けると最も効果的?

━絶対おさえるツボと危ない橋のイメトレを繰り返す。
━自分で全体像を考え、ブレテないか上司にまず確認

2:丁寧にやりすぎない。
━ごく一部に時間をかけすぎると時間が足りなくなり途中から慌てる。
━仕事は丁寧にやることではなく、結果を出すこと。
━本当に意味あるところを集中的に丁寧にすればよい。

3:仕事のツボを押さえる。
━その仕事が成功した、うまくいったという状況を想像し、何度もシミュレーションする。

(例)カスタマー30人を集めた交流会をすることになった。
・スケジュール確認、設定、出欠確認、出し物準備、、、だけではただのディレクション。ダメ。

・カスタマーの9割が大変満足し、製品だけでなく社員との関係も生まれて、経営層とカスタマーも交流し。
開拓すべき顧客像が見えるところまでやれば勝ち。ツボはここ。

4:好循環を作る。
━チームでのコミュニケーションの取り方、共通認識、情報共有の仕方等を始めに決め、ムダなストレス、ロスをなくし、
 チームが波に乗ってきたときに更にその波を大きくできるような動きができるようにする。

5:工夫の仕方を工夫する。
(例1)仕事をもっと早くしたい。
仕事が早い人2人に話を聞く。(ここまではふつうにやる。)
→早い人2人、遅い人2人に聞いて、共通点、相違点を整理する。

(例2)単語登録
数百以上の単語登録をしておく。
アドレス、URLも入れておくとスピードアップ。

6:前倒しする。
━全体像を抑える。
━ムダな仕事、不要不急の仕事は切る。
━他の人に頼める仕事は依頼して切り離す。
━自分しかできない仕事に集中し、まずそれだけを片付ける。
━余裕が生まれたら少しつ前倒し。
━3~6か月を目途に仕事全体の段取りを大きく変える。


7:一歩先んじる。
━進むべき方向を人より先に考えておく。
━調べる情報を先に調べておく。
━こちらから崎に会議を設定する。

8:二度手間を全力で避ける。
━あとになるほど立て直せない。
━いい組織、いい上司ほど悪いニュースをすぐに共有する。


■ゼロ秒思考のメモ書き実践

・A4用紙横置き
・1件1ページ
・1ページに4~6行、各行20~30字
・1ページを1分以内で毎日10ページ書く。

やってみましたが、コレ、いいです。

・思いついてもすぐ忘れる、またちょっとしたら思い出す。あーこないだもこれ言ってたな・・。がなくなる。
・紙に書くことで記憶も増す。他の人にタイムリーに相談がしやすくなる。
・モヤモヤしてることを文字にすることはあまりないが、メモに吐き出すことで、一旦切り替えやすくなる。
・頭や感情の整理に即効性がある。

といった感じです。

社内でも
会議の進め方やアイデアの出し方は創意工夫が沢山あります。


仕事効率化、からの、成果最大化。

戦略人事になるためにまだまだやれることは盛りだくさんあるなー。。