自分が発する言葉は、自分に返ってきます。

たとえば「ない、ない」といつも「ない」って言葉を発し続けると、現実でも自分に「ない=不足、足りない」と思う出来事や感情が常に湧いてきます。

 

 

一番、気を付けなくてはならない表現。

それは「〇〇しないと、※※ない」という表現。

私たちはつい、この表現を遣ってしまいがちなんですよね。

 

たとえば、お店でも

「10時にならないと開店しないんです」

「コース料理をご注文いただかないと呑み放題コースは付かないんです」等々、よーくお聞きになることありますでしょう?

 

 

この「言葉の怖いマジック」は、日常生活において特に注意した方がいいなと、つくづく思った言葉があります。

 

それが「彌榮」です。

皆さん、この言葉、お聞きになったりご存じでしょうか?

 

 

彌榮=いやさかと読みます。

この言葉は現代では「乾杯」と言う言葉にすり替わってしまいました。

 

実は「彌榮」は日本古来の素晴らしい言葉なんです。

意味は「ますます栄える」。繁栄を祈って叫ぶ言葉として、昔は宴での「乾杯」に遣われていた言葉です。

 

 

私はこの言葉を知ってから「乾杯」を遣いません。

なぜだと思いますか?

「乾杯=かんぱい」・・・・

 

 

・・・「乾杯=カンパイ=完敗=カンパイ」・・・

 

 

実は漢字にごまかされても発する言葉が自分の心に返ってきますから「乾杯!」と言ってもその言葉は「完敗」として、自分の心に返ります。

 

 

こうして、実は言葉で私たち日本人がごまかされている思考ってかなりあるものだなと感じています。

 

先日氣づいたのは

「お金を下ろす(おかねをおろす)」という言葉遣い。

 

 

銀行に行くときについ「お金を下ろす」と遣ってしまいがちですよね。

でも「お金を下ろす=お金を下げる=お金の価値を落とす」という言葉で自分の心に返ると無意識にでもお金の価値を勝手に自分の心では低く見てしまい、せっかくお金が寄ってきてくれようとしても「この人、ボクの事大切に想ってくれないじゃん」ってお金が逃げていく氣がしませんか?

 

 

この言葉の怖いマジックに氣づいてから、私は「お金を引き出す」に変えました。

 

 

日本語は非常に豊かな表現力をもつ素晴らしい言語ですが、注意して遣わないと、非常に危険だなと思います。

 

まもなく日本列島は全国的に梅雨入りします。

梅雨明けの真夏に美味しいビールを仲間で楽しむひとときには、ぜひ「彌榮(いやさか)!」と高らかに叫んでお祝いしてくださいね!

 

 

出逢いに、感謝。アマーイズ 山本 忍