いつもありがとうございます。
ミッション発掘カウンセラーの鼎ナオ(かなえなお)です。
今回も錬金術師の足跡を巡る旅の失敗やレアな体験記等を書いていきます。
そろそろランチをとることにしました。
もうこの頃には体調がかなり戻っていました。
また来た道を戻り、
事前に調べていた評価の高いウィーン植物園蝶園に併設されている
レストランのテラスに寄りました。
座ると呼ばなくてもお兄さんが笑顔でメニューを持ってきてくれました。
とてもいい天候で、隣にはワンちゃんを連れた夫婦が座り、
私とワンちゃんはちょいちょいアイコンタクトをとっていました。

のんびりとした時間の流れとパラソルに穏やかにそそぐ陽の光。
身体の調子も整ってきました。
最高のシチュエーションだなーと思いながら、
美味しいサラダとスープ、コーヒーを頂きました。

私は蛾が苦手で少し入るか迷っていたのですが、
もし飛んできたら避けようという腹を括り、
せっかくなので、ウィーン植物園蝶園に入りました。
建物の入り口と、受付からの入り口には
蝶が逃げないようにビニールカーテンが設置されていました。
入るとたくさんのお土産があり、心奪われそうになりましたが、
まずはチケットを買って、回転するバーを押して入りました。
自分が歩く視線の先までには人はいなくて、
とても快適な小道と植物たち、まるで楽園でした。
そして美しい大きな青い色のアゲハ蝶がひらひらと
飛んできました。
日本では見たことのない美しい蝶です。
「うわぁ~!!」
思わず歓声が洩れました。
ここも控え目に言って最高でした。
ウィーン植物園蝶園は、
正式には ウィーン植物園蝶園(シュメッタリングハウス) と呼ばれ、
19世紀に建てられたアール・ヌーヴォー様式の温室を利用した施設です。
中は熱帯の環境が再現されていて、
温度も湿度も、外の世界とはまったく別。
バロック建築や石の街並みが続くウィーンの中で、
ここだけは、
時間の質がふっと変わる場所のように感じました。

静かな小道と、
生い茂る植物。
その間を、
色とりどりの蝶たちが、
ごく自然に舞っています。

展示というより、
「同じ空間にいる」感覚。

管理された施設でありながら、
どこか野生に近い、
生きものの気配が満ちていました。
日本でも植物園が大好きで、
年間パスを持って
時間があれば足を運ぶほどですが、
ここには、また違った魅力がありました。
整えられた美しさというより、
生命そのものに身を委ねる感じ。


この旅で訪れた、
地下の錬金術空間、
白亜の図書館、
重厚な宮殿。
それらとは対照的に、
ここは、
考えなくていい場所。
理解しなくていい場所。
ただ、
呼吸して、
眺めて、
感じるだけでいい。
もしここが近所にあったら、
間違いなく通い詰めていると思います。
心配していた蛾とは、
結局一度も遭遇することなく、
美しいブルーのアゲハ蝶たちの舞に、
ただただ、目を奪われていました。
そして・・・
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