Animal Collective - Hollinndagain (初期ライブ音源) | あれこれ何とか好奇心

Animal Collective - Hollinndagain (初期ライブ音源)

藤原紀香陣内智則結婚話 も気になるところですが、今回の記事も、最近発売された、お気に入りアーティストのライブ盤です。


去年のMyベストアルバム10枚にも入れた傑作「Feels」(記事はこちら )を出したAnimal Collective(アニマル・コレクティブ)の貴重なライヴアルバム「Hollinndagain」が11月に出ました。


Animal Collective
Hollinndagain

試聴 ⇒ クリック


これはメジャーアルバムを出す以前の2001年頃のNYでのアンダーグラウンドな活動(ラジオ出演やギグ)の頃の音源。当時はライブ会場でアナログ限定で販売されていたもので、このたび、めでたくCD化となりました。


詳細:bounce ⇒ クリック



なんと、日本盤 も出ます。12月2日発売予定です。Amazonでは見つかりませんでしたけど、HMVやタワレコのネットにはありました。意外と日本でも人気あるのかな。


(曲目)

1. I See You Pan
2. Pride and Fight
3. Forest Gospel
4. There's an Arrow
5. Lablacely Dress
6. Tell It to the Mountain
7. Pumpkin Gets a Snakebite


最新の「Feels」では、とてもサイケで奇妙な世界ながら不思議に浮遊感のあるポップな曲が揃っていましたが、このライブ盤ではさすがにちゃんと「曲」という形になっているようなものがないというか、曲と曲の切れ目が分からないような、かなり前衛的な曲風です。(こんなに不思議な音というか「間」を聴いたのは何年ぶりでしょうか。。)


試聴して頂いたら分かると思うんですけど、音もシンプルなパーカッションが主で、ボーカルはちょっと聴くとお経を唱えているような感じにも聴こえなくともないですね。というか、歌というよりも唸りや叫びのような感じです。「Pride and Fight」での鈍くて音量の大きく、無機的なリズムを繰り出すパーカッションやホーミーのような歌い方がなんとも不思議な世界。


Pumpkin Gets a Snakebite」なんて、すごいですね。一応、詞を歌っている感じはあるのですが、爪でガラスを引っかくような不協和なギターノイズ音も入っています。魂の叫びのような演奏と声ですね。凄すぎ。


これを聴いた後にTapes 'n Tapesのアルバムとか聴いても、なんとポップに聞こえると事かと。。。


でも、荒削りすぎなこのライブ盤からは、今の路線に繋がるものは感じますね。音も曲も歌声も演奏も本当にとっ散らかった感じなんですけど、妙に透明感溢れるサウンドです。それにやはり彼ら独特の音の浮遊感というのも生々しく感じられ、奇妙と思いながらもついつい聴きこんでしまう1枚です。


オススメといえるほど普遍的な音は並んでいませんが、「雑食性」があって、ちょっと耳に刺激が欲しい方はどうぞです。


興味のある方は、このライブ盤の試聴と、彼らのMyspaceに入っている「Grass」や「The Purple Bottle」などの最新の曲と聴き比べてみてください。双方ではポップさが全然違いますよね。でも、やはり一貫して変わらないアヴァンで高揚感が溢れる雰囲気は感じてもらえると思います。


Myspace : クリック


Leaf House」とかはPV(クリック も良いですよ。



ともかく、なかなか中毒性の高いこのライブアルバムの「Hollinndagain」、幻のライブ盤と言われていただけに、嬉しいCD化です。私は大変、気に入っています。


ちなみにやっぱり「Feels」も素晴らしい出来なので、ついでにジャケ画だけでも(笑。

Animal Collective
Feels