新橋演舞場 市川海老蔵復帰! | ふとっちょフレンドパーク

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先月、7月度大歌舞伎を観に新橋演舞場へ行って来た。

今回、楽しみなことは、①市川海老蔵カムバック作であること ②新橋演舞場へ初めて行くこと、の2点。

ちなみに、歌舞伎を観る前に、東京駅のドトールでひとりお茶していたところ、どこかで見たことのある人が雪駄を履いて入ってきた。名前が思い出せず、iphone4で検索・・・國村隼さんであった。
意外と小柄。・・・で、あのちょっと渋い声で注文していた。いやぁ、格好いいなあ。ああいう年の取り方をしたいなぁと思ってしまった。
声を掛ける勇気もなく、目の前を通り過ぎていった。

有名人と会ったら、どうしたらよいのだろうか・・・、エレベーターとかでばったり一緒になったりしても、いつも「・・・」。
なんか、声掛けたら迷惑かなぁと思ってしまう、いつも後悔ばかり。


さて、暑さでクラクラしていたので、東京駅から新橋演舞場まで、ちょっと贅沢してタクシーに乗った。意外に距離があって、歩いていたら間に合わなかったかも。
節電のため、入場は30分前。すでに結構な人だかり。
来てみて初めて知ったのだが、あの高級料亭「金田中」がすぐ隣。あとで地図見たら、「吉兆」も近く、演舞場の歴史を調べたら、芸者の街だったんだなぁと納得。

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新橋演舞場は一部改装をして、エントランス等がきれいだった(と言っても昔を知らないのだが・・・)。旧歌舞伎座に比べると、小振り。今回も桟敷席だったのだが、残念ながら一番はじ。
旧歌舞伎座は、はじでも、一般席と高低差があるのだが、ここはほとんどない(笑)
だから、たまたま席の前にお客さんがいなかったから良いけど、いたら気になったかもしれない。それと桟敷席に入る扉は6席共用。旧歌舞伎座は2席毎だった。

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さて、舞台は夜の部。本当は昼の部に歌舞伎18番の「勧進帳」があり、是非観たかったのだが、残念ながらチケットが手に入らず、夜の部を観た。

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一、吉例寿曽我(きちれいことぶきそが)
  鶴ヶ岡石段の場
  大磯曲輪外の場
                工藤祐経  梅 玉
                曽我五郎  松 江
                曽我十郎  笑 也
               朝比奈三郎  男女蔵
                秦野四郎   弘太郎
               喜瀬川亀鶴  梅 丸
               化粧坂少将  春 猿
                大磯の虎  笑三郎
                八幡三郎   猿 弥
               近江小藤太  右 近

二、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)
          小姓弥生後に獅子の精  海老蔵
            家老渋井五左衛門  市 蔵
             用人関口十太夫  亀 鶴
                胡蝶の精  玉太郎
                同     吉太朗
                 局吉   右之助
               老女飛鳥井  家 橘

三、江戸の夕映(えどのゆうばえ)
                堂前大吉  團十郎
                 おりき  福 助
                本田小六  海老蔵
                 お登勢  壱太郎
                  徳松  男女蔵
                黒岩伝内  亀 鶴
               網徳娘お蝶  宗之助
               吉田逸平太  市 蔵
              松平妻おむら  家 橘
                 おきん  萬次郎
                松平掃部  左團次

今回、初めて海老蔵を観たのだが、やはり大人気。海老蔵が出る幕になると、係員がおもむろに増え、撮影等がされないように目を光らせていた。
3部の「江戸の夕映え」は観ていると、市川団十郎と市川海老蔵が親子の会話をしているようで、海老蔵の帰りを待つお登勢が、麻央ちゃんとだぶって見えてきてしまったのは私だけだろうか。
思わず、よくこの内容をここでやるよなぁと感じたくらい。とても良かった。


さて、夜の部は午後4時30分開演だったため、2幕目で夕食となった。せっかく桟敷席なので、季節のお弁当を予約した。3,500円とちと高いが、見た目も楽しめ、とても美味しかった。

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内容は
・ごはんはそら豆ごはん。
・煮こごりと海老と魚の酢の物、
・煮物(冷たくておいしかった)
・笹に包まれたステーキ2切
・ローストビーフ2切
・お吸い物は「はも」
・漬物


食べ終わって、お膳をどかして観ると、御盆に新橋演舞場の紋章が。

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他のメニューはこんな感じ。
ビールも飲めます。

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当初、海老蔵を観ることを楽しみにしていたのだが、見終わったあとは、市川団十郎の魅力をとても感じることができた。
いやぁ、歌舞伎って楽しいなぁ、是非、また来たいと思った観劇だった。
そして、なんとこの「江戸の夕映え」テレビで放送されることになっている。
放送局:NHK Eテレ(教育テレビ)
放送日時:8月28日(日)15:00~17:00

内容:演出もつとめた市川團十郎のインタビュー、作者・大佛次郎の愛した鎌倉の様子などもお伝えします。
絶対観なくちゃ。


観劇が終わり、今回も利用したロイヤルパーク汐留タワーに宿泊。
最近、部屋のアップグレードはしてくれなくなったが、新橋演舞場から歩いて帰れる距離なので、とても便利。一人でも1泊10,500円で宿泊できるプランが期間限定で用意されることが多いので、利用することが多い。いつもながら、とても居心地の良いホテルだった。