2023年

1月1日~3月19日まで

上演していた作品

 

宝塚歌劇団・花組

うたかたの恋

ENCHANTEMENT-華麗なる香水-

 

去年、配信で見ていました。

 
あれからもう1年以上たつけどアセアセ

思い出し感想です。
「うたかたの恋」
 
(ホームページ)より
クロード・アネの小説「マイヤーリンク」をもとに、19世紀のオーストリアで実際に起こった皇太子ルドルフと男爵令嬢マリーの悲恋を、柴田侑宏がドラマティックに描きあげた『うたかたの恋』。
幾度も再演を重ね、宝塚歌劇を代表するミュージカルの一つとなった本作が、1983年の初演から40周年となる2023年
30年ぶりに大劇場の舞台に甦ります…。
 
と、ありますが
 
なんと、
その30年前の大劇場公演
見に行ってたあんぐりわたし。
ああ、年を取るはずだ(;^ω^)
 
学校の春休み
クラスメートに誘われておいで
宝塚観劇したら夢中になっちゃった
第一次タカラヅカ観劇時代
 
なんにも分かってなかったのでタラー
タイトルやポスターから
王子様がでてくる おとぎ話 のようなイメージを抱くという勘違い。興味を持ち、発売日に必死に電話してチケットGET。
これが生まれて初めて自力でチケットGETの経験だった笑
準備万端。めちゃくちゃ楽しみ。
 
が、
 
主演予定だった星組のトップスター・紫苑ゆうさんがお稽古中の怪我で休演することになり、2番手の麻路さきさんが急遽代役で主演することになったのだ。
当時は観劇ということを始めたばかりだったので、中止じゃなくて、代役で公演するということにビックリしましたし、だけど、せっかくチケットがあるので行ってみた。
 
ドラマティックではあったが、展開を追いかけるのに必死で、当時の私にとっては重厚な古典だった。
目の前の絵巻物を紐解いて美しい描写や言葉からムードを掴み、だんだん物語自体を読み解いていくように馴染ませながら世界に浸っていく。
 
なにせ、ハプスブルク家も、エリザベートも、なにも知らなかったし、遠い2階席から いきなり予備知識もなく見たので、出てくる登場人物・見たものすべてを そのまま受け取めるしかなく、とにかく、ルドルフとマリーに注目。その行く末を見届けました。
 
純愛の悲劇と言い切るには単純なお話ではなく、複雑な思惑や時代背景が入り乱れ、刹那的な情緒が真紅に染まりはてるまで、様式美と物語の狭間に立って頭を ぐるぐるさせながら どうにか分かりたくて必死で見た思い出。
 
あれからツアー公演などで
何度か再演が重ねられたのちに
30年ぶりに大劇場公演ということで
 
俄然、興味が沸いていたのですが
チケットはGETならず悲しい
 
配信で見ることにしました。
 
前置きが長くなりましたがアセアセ
 
30年ぶりに見た
「うたかたの恋」
 
あの古典が
すっかり現代語訳されてた
と思うほど
自分にとっては
入りやすい話になっていて
ビックリ。
 
最初から最後まで
食い入るように見てしまった。
 
物語の脚本や展開に大きな変更はなかったような気がする。見ながら、おぼろげな記憶が甦り、懐かしかったりした。衣装は変更になってますね、ドレスのデザインなど。
 
たぶん、自分が追いつけたことが大きいと思う。今ではエリザベートやハプスブルク家のこと、時代背景など、ルドルフを取り巻く環境が、他の作品などから頭にインプットされてるから、余計に見やすかったというのもあったと思う。
 
40年前の初演時。この題材を選んで舞台化した先見の明。そして、ハムレットをなぞらう演劇的要素を取り込んだ演出や、冒頭と終盤にマイヤーリンクへ繋がっていく展開を結ぶ盛り上がりなど。なんだか、いろいろな作品の原点的な要素を感じられたり、興味深く、思いがけず夢中で見てしまった。
 
30年前に見た時は、物語の展開と同時に、皇太子ルドルフ自体が破滅的な人物に見えた。皇太子としての立場や男らしさを見せている一方で孤独を纏う危うさがあり、マリーは そんなルドルフを ひたすらお慕いし信じて寄り添う。儚くも愛し合う2人。
麻路さきさんと白城あやかさんが作り出していた、ルドルフとマリーは、誰の手にも届かない2人だけの世界にいた。
ほとんど、ルドルフとマリーのことしか覚えてないほど、2人が印象的な物語だった。
ちなみに、その公演には星組時代の花總まりさんがミリー役でご出演されており、新人公演ではマリー役だったそうですキューン飛び出すハート
 
それが、このたび
30年ぶりに
配信で見てみると、
ルドルフだけでなく、ジャン・サルヴァドル(水美舞斗さん)とフェルディナンド大公(永久輝せあさん)が見えてきた。登場人物それぞれに抱える事情が見えてきたことで、時代背景や取り巻く環境もあいまって、ルドルフに追い打ちをかけていくという、物語の中に描かれていた複雑に絡み合う構成が分かるようになった。
そんななかで、ルドルフの苦悩が目に見えて感じられたし、マリーは寄り添いお支えしていこうと、唯一無二の恋人になっていく。
柚香光さんと星風まどかさんが作り出す、ルドルフとマリーは かけがえのない2人だけの世界。互いを信じ合い清らかに結ばれる愛の光景が眩しい。
そして、切なくて儚い。
 
「うたかたの恋」
最後まで釘付けだった。
こんなに夢中になって見ることになるなんて、自分でも驚いたし、また再演があったら見たいと思いました。
 
昔も今も
この作品を見られて良かったと
改めて思えた。
 

 

ENCHANTEMENT-華麗なる香水-

 

いろんな場面に浸り

夢中で見てました。

 

毎度思うけど、

ショーは目が足りない。

 

配信は表情が見られる

ありがたいけど

自分が思うように

自分の目で確かめたい。

歯がゆい(笑)

劇場に行って見たいって

やっぱり思いますねアセアセ

 

 

「うたかたの恋」への思いを

どうしても残しておきたくて

思い出し感想を

書いてしまいました愛

 

 

先日の花組千穐楽で

柚香光さんと永久輝せあさんの

やりとりが微笑ましく

絆が素敵だったので

新しい花組も楽しみになりました。