ミュージカル「ベートーヴェン」

 

クンツェ&リーヴァイの新作

日本初演です。

 

タイトルの通り

ルートヴィヒ・ヴァン・

ベートーヴェンの物語。

 

この作品を評したネット記事に

「“愛”をテーマに、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの生涯が、ベートーヴェンによる楽曲群のメロディを織り交ぜながら」と書かれていたのですが、まさに その通りの展開と構成でした。

 

いわゆる、モーツァルト!の「僕こそミュージック」やエリザベートの「私だけに」のような、主題歌的な曲はないけど、全編にわたってベートーヴェン風の音楽模様が良い具合に染み渡らせられており 結果的に作品そのものがガッツリとベートーヴェン。

 

リーヴァイさんの音楽の中にベートーヴェン そのものの音楽が ミックスされ共鳴しつつ、物語の中心には常に絶対的ベートーヴェンの存在があるというバランス。

 

ガツンとした主題歌を謳歌せずとも、常にベートーヴェンと音楽がともにあり、すべてがモチベーションに繋がるという具合。ゆえに、音楽モードに入ったときの疾走感が凄い。わーぁーーっとなる感じ。盛り上がる。

 

苦悩や確執、孤独が描かれるなか、愛が主軸の一つなので、ベートーヴェン(井上芳雄さん)の想い人“トニ”ことアントニー・ブレンターノを演じる花總まりさんの出番もガッツリあり、めくるめく展開に釘付けポーン井上くんと花ちゃんの組み合わせ。すごい良かった。

 

ぶっちゃけリアルを求めていたら ちょっぴりファンタジーな幻想的構成に思考が一時停止しますし笑恋愛モードや、甘々系が好みでない人には、やや退屈な部分も一時あるかもしれませんが、その後、ベートーヴェン覚醒モードの盛り上がりで帳尻合わせとなります。

 

これまで私が見てきた、ベートーヴェンが描かれた作品は、稲垣吾郎さん主演「NO,9-不滅の旋律-」と田代万里生さん・一路真輝さん出演の「Op.110 ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙」です。

どちらの作品にも通じる空気をミュージカル「ベートーヴェン」の中にも感じた。

やっぱり、ベートーヴェンは”不滅”だし、楽譜とピアノなんだなと実感いたしましたOK

 

私はこの作品好き!!

 

ベートーヴェンとトニの場面が多いけど、アンサンブルさんが素晴らしい。他の登場人物にもガッツリ歌があって、クンツェ&リーヴァイ・オールスタースターこれでもか歌うま選手権みたいなモード全開!!

 

こういうの待ってた(笑)


今年は骨折とかあったけど、久々に通いたくなる音楽の玉手箱。ミュージカルであり、オペラのようでもあり。

 

最後の最後に

ご褒美が

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

という心境です。

 

わたくし

ミュージカルに飢えてたので愛

ガッツリ摂取でございました。

 

最近、仕事が繁忙期で

絶望的な気持ちだったけど

息を吹き返したOK

 

恋愛モードも音楽もOK飛び出すハート

大好き(笑)

ベートーヴェンとトニの場面で

あれれ、ウルウル涙がぁ

泣いてしまったよキューン

物語を見て涙がちょちょぎれる

切ないけど

清々しかった。

 

ご褒美ミュージカル

難しいこと考えないで

物語に浸り

ベートーヴェンの人生と音楽を

一緒に見つけていきましょう。

というイメージで楽しめた。

 

 

 

開演前に街を散策

もうすぐクリスマスですね。

 

 

 

キラキラ満腹な帰り道となりました。

 

盛り上がりました。

 

 
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
井上芳雄
アントニー・ブレンターノ
花總まり
 
カスパール・ヴァン・ベートーヴェン
(ベートーヴェンの弟)
:海宝直人・小野田龍之介
ベッティーナ・ブレンターノ
(“トニ”の義理の妹)
:木下晴香
バプティスト・フィッツオーク
(野心家の弁護士)
:渡辺大輔
ヨハンナ・ベートーヴェン
(カスパールの妻)
:実咲凜音
フェルディナント・キンスキー公
(ベートーヴェンのパトロンの一人)
:吉野圭吾
フランツ・ブレンダーノ
(銀行家であり“トニ”の夫)
:佐藤隆紀(LE VELVETS)・坂元健児

家塚敦子 中山昇 中西勝之
岡崎大樹 鈴木凌平 福永悠二 樺島麻美
松島蘭 横山博子 荒木啓佑 川島大典
後藤晋彦 田中秀哉 俵和也 村井成仁
横沢健司 彩橋みゆ 池谷祐子
石原絵理 大月さゆ 島田彩
原広実 樋口綾 吉田萌美

ショルシュ
:西田理人、三木治人
マクセ
:井澤美遥、長尾侑南、若杉葉奈