『源氏物語音楽絵巻~儚き夢幻~』

東京国際フォーラム ホールC

 

キャスト 王冠1 1月3日

東儀秀樹 (光源氏):雅楽

古澤厳 (光源氏の心):ヴァイオリン
塩谷哲 (光源氏の心):ピアノ
尾上菊之丞 (幻・生霊):舞
花總まり (十二単の女):語り部
 
大晦日・元旦・2日と出勤日を経て
ついにきました、私のお正月が…
2018年観劇始め

~ニッポンのお正月を楽しもう。~
 
花總まりちゃんがご出演の演目

『源氏物語音楽絵巻~儚き夢幻~』です

 

お正月から『雅』な世界を堪能

映像・音楽の融合

素晴らしかった

 

あの有名な「源氏物語」

雅楽師の東儀秀樹さんが光源氏役

琵琶・笙・笛…

様々な楽器や舞、幅広い表現力

文化の泉のような方だと思いました。

 

花總まりちゃんは十二単をまとい

語り部として語り、舞い、唄い

とにかく美しかった。

どのお衣装も本当に似合っていて

揺るぎない存在・平安絵巻の説得力

落ち着いた語りも世界観にぴったりたった。

 

「雅楽」は初めて見たのですが

優美で格式のある舞は目が離せない芸術

雅楽を奏でる楽器は「和」でありながら

ノスタルジックで大陸的スケールを感じた

ヴァイオリンの繊細かつ情熱的な調べ

ピアノの躍動感あふれる旋律

すべての楽器・文化が融合して奏でる

和洋折衷、まさに「音楽絵巻」でした

 

雅楽の楽器とヴァイオリン・ピアノ

相性が抜群で心地よかった。

シルクロードを超え、海を渡り

源氏物語に集結した文化のような

そこに映像の迫力がくわわり

時空を超えたコラボだなと思った。

 

雅楽の笛とヴァイオリン

重ねた二重奏は音色が似ているのに

ソロで奏でるとやっぱり音色が違う

楽器の不思議

音楽の可能性って素晴らしいですね。

 

雅楽の笛の音色は

トランペットのような?

形容するのが難しいけど(;´▽`A``

「プァァーーーン」という音

繊細だけど、突き抜ける風のような豪快さ

なんとなく音色を聴いていると

敦煌やシルクロードの映像が頭に浮かび

和だけど、どこか大陸的だと感じた。

 

尾上菊之丞さん

六条御息所の生霊を演じる舞

すごかった ∑(゚Д゚)

足の動きが すっす、すっす していて

気持ちの良い俊敏さで素晴らしかった

無駄のない美しい動きと迫力。

 

お正月から「雅」な世界に浸り

とても豊かな気持ちになりました。

なかなか見る機会のない芸術

それぞれの世界のプロが集まり奏でる

芸術の宝石箱のような演目でした。