昭和ボクシングその20~怪物オリバレスの脅威 | ジジイが来たりて愚痴を吹く

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人生還暦を超えていよいよロスタイムに入りました。
いろいろ過去をふりかえりながら未来を描きたい
#MIOつくし #FC草津26期生

1974年7月9日 ロサンゼルス
WBA世界フェザー級王座決定戦15回戦
同級3位 ルーバンオリバレス(メキシコ)
 KO7R
同級2位 歌川 善介(勝又)

マルセルの王座返上により(オカンがもう
ボクシングはやめてくれと懇願?)開催された
王座決定戦。
日本屈指のテクニシャンで東洋王者歌川が
西城正三のベルトを3年ぶりに取り戻せるか?

ゴング誌、プロボク誌は結構オリバレスの特集
が多く、文字だけでワタシのアイドルに。
金沢戦はリアルで見ていないので
動くオリバレスを見たのはこれが最初。
やはりプレッシャーが凄いのか、じわじわと
オリバレスペースになっておく。
一発当たればそれでおしまい、なので
歌川は下がるしかなく7ラウンド一気に決着。
オリバレスは純粋2階級を制覇する。
思うにワタシは強打により相手にビビらして
自分の距離をわからなくし、最後仕方なく
間合いに入ってしまった獲物を捕らえる
ボクシングが好きなんですね。

オリバレスの強打になすすべもなく後退する歌川
にしてもハリマオもどきの野生児感爆発もこの人の
魅力でありました。


やはり迫力は申し分ないオリバレス。
しかしながらその後のキャリアを見るに
案外金沢戦で脅威はなくなってしまったのか
精細を欠くような感じがします。
後つけですが。
にしても通算試合100戦は凄いですね