昭和プロレスその5~国際プロレス | ジジイが来たりて愚痴を吹く

ジジイが来たりて愚痴を吹く

人生還暦を超えていよいよロスタイムに入りました。
いろいろ過去をふりかえりながら未来を描きたい
#MIOつくし #FC草津26期生

小学2年生が水曜日夜7時

何気なくチャンネルを回すとプロレス中継。

出てくるのは馬場猪木のような

巨人でもなくスマートでもなく

ずんぐりむっくりのレスラーばかり。

しかし結構コミカルな動きも交えて。

来日するレスラーも知らん奴ばかり。ただ

馬場猪木だけが主流やで、という

ひねくれた考えは当時のワタシにはなく

これもプロレス、と好意的に定期鑑賞します。

なかでも外人で好きだったのはティトコパ。

168cmの低身でいつも水平打ちで気絶します。

紹介の一番手がこの人?でもねめっちゃ面白い!

映像がないのでどれだけユニークかを

伝えられないー。モンスターロシモフこと

アンドレとのタッグは死ぬまでに探しておけの類

 

当時のエースの名はサンダー杉山。

外見でなんでこれがチャンピオンなん?

アマレスの猛者なんて言う情報は全くなく

得意技はサンダードロップ、雷電落とし。

この技ボディスラムで相手を寝かした後

よいしょ、っと相手にまたがり

そこから助走なしでこの高さまで

ジャンプします。(結構凄い)

なんでいつも相手は逃げへんねん?と

不思議に思ったものでしたが

それがプロレスなのだ!

 

マジで受ければアリュゲロのボディブロー

と同等の破壊力(空想科学研究所調べ)!

大体3発喰らわしてフォールします。

この技の継承者がいなかったことが

かえすがえす残念です(笑)

ビルロビンソンにもこの技でフォールし

マッドドッグバションには原爆固めなど

一流どころにもいいファイトみせます。

 

他に見どころといえばあ~そうそう。

金網デスマッチですね。

木村対ドクターデスの試合は覚えがあり。

当初はラッシャー木村の専売特許だった

わけですがいつの間にか全員出場で乱発。

出始めの頃はまず3カウントして

30秒数えて、さらに10秒で

ようやくKO勝ち。

40秒強っていい休憩と映るんですわ。

業者「おい金網を受注してんけどどれくらいの大きさね?」

国際「外国の試合の写真送るわ」業者「オケ」

国際「こりゃー出口がないぞ!真ん中で割れてるぞ」

国際「若手よ、総出で金網押さえとけ」

 

間延びするので最後だけ緊張感ないんだけど

それなりに流血ファイトは凄まじく

ウワー ギャー ワ―と梅津かずお調。

 

これら日本プロレスにはないアイデア勝負

東宝のゴジラに対して大映のガメラで勝負

みたいな路線を続けるも、そろそろ

真のエースが見たいなということで我らが

ストロング小林が1WA世界ヘビー級王座

につきます。