2023年12月26日
世界Jフェザー級チャンピオンの井上尚弥が
4団体統一チャンピオンになりました。
これでバンタム級を含めて2階級全団体統一王座
ということで
まあ昭和からのボクシングファンにとって
次元が違うというか評価に苦しむというか
ま、この人パンチ力、ディフェンス力、コンビネーション力
すべてに渡って歴代日本王座のベスト3に入ってると
思いますので
確かに日本人で過去含めてパウンド・フォー・パウンドでは
1位なんでしょうね。
ただ4団体というのはワタシにとって少々
価値的にどうなのかな?とひっかかっておりまして
そもそも同じ階級に4人もの王者がいるということは
それだけでランキングの4人を占めてしまう
ということなんですね。
なので世界1位てのは世界で5番目に強い奴
ということになります。
この投稿のあと入れ墨チャンピオン井岡一翔が
Jバンタム級の防衛戦で世界6位の挑戦者を迎えます。
6位というのは上の計算でいうと10位の挑戦者
ということになります。
なんだかなあ~
てのが一つ。
二つ目のなんだかな~
昭和40年の世界王者というのは階級に一人しかいなかったので
11人しかいませんでした。
今は暫定王者ってまだいるのか調べる気にもなりませんが
おそらく4団体で100人超えているのではないでしょうか?
てことは一つの王座で60年前の1/10の価値しかない
ということになります。
当時プロレスはひとつのローカルエリアに一人の世界王者
が存在しました。
日本も馬場、猪木、国際の誰かと3人もいたのですね。
ボクシングから見るとおいおい、プロレスの
世界チャンピオンって一体世界に何人おるねん?という
ツッコミがありましたが
今やボクシングも負けてません。
三つ目のなんだかな~
まあ上二つと被るのですが
体重だけの区別でいいますと
例えばファイティング原田が2階級制覇した時は
フライとバンタムでしたが
今の階級では
ストロー、Jフライ、フライ、Jバンタム、バンタム
を網羅したことになります。
尺度が違うので昭和野郎の戯言ではあるのですがね(笑)
四つ目(ようさんあるなあ~)
当時は価値が今より10倍のため
ちょっとやそっとの理由で王座を返上することは
出来ませんでした。
そのため減量苦、15ラウンド制、3回ダウンするまで
試合を止めないなど体をボロボロにする要素が満載で
引退後まともに話せる人はまれだったように思えます。
なので10年も第一線で活躍なんて出来なかったわけで
チャンスの機会は今と比較すると
めちゃくちゃ低かったのです。
野球の大谷翔平と同じように
スポーツは根性論から科学的なゲームになりつつあります。
これだけ合理的に練習を積めば
必要なところだけ鍛えることができ
ますます強い選手が出てくるでしょう。
そのためそういう環境になかった昭和が軽んじられるのは
ちょっと違和感を感じるのですね。
またビジネスの世界の視点でも
新自由主義というかゼロから価値をでっちあげ
ぼろもうけする思想の横行にも?です。
1野球選手に1000億って
金持ちで勝手にやってろ
って思うのはダメですかね。
あー独り言ですよ。