昨日は雪組大劇場公演千秋楽にして、花組大劇場公演集合日。で、この公演での退団者が発表されました。

【専科】
凪七瑠海
【花組】
綺城ひか理
泉まいら

かちゃ(凪七)はこれで退団なんだろうなーと思っていたらその通り。フラグ立ちまくっていましたからね。今年「39Steps」(雪組)で主演。昨年は全国ツアー「バレンシアの熱い花」「パッション・ダムール・アゲイン!」(星組)で主演、と花道は着々…という感じでしたもんね。

しかしまぁ人事上の見事なジョーカー🃏というかなんというか。大劇場公演で別格を務めたかと思えば、別箱や全国ツアーでは主演。退団公演は大劇場2番手格なんでしょうけど、別箱公演では3番手主演を支える2番手(雪組「心中・恋の大和路」)だったりと、まさに縦横無尽。トップからスライドした轟悠ともまた違った、これまでにないタイプの専科スターとして活躍してきました。

スターを多く輩出した89期生最後の1人にして、首席入団者(やたら首席アピールする同期の某さんはあくまで音楽学校入学時の首席ですww!)。かちゃは早くからトップ候補の1人で、宙組時代に月組「エリザベート」でエリザベート役を務めるなど、これまた前後に例のない謎の特別出演で箔付けされたりも。本人は何としてもトップになりたかったでしょうが、某さんと違ってやたらと首席アピールをすることもなく、そういう点では奥ゆかしさも感じさせました。自分の気持ちに折り合いをつけてよくここまで頑張ってきたと思います。下級生の面倒見もよさげで、かつ特出する組の下級生たちにも慕われていたもよう。古きよき宝塚を体現するノーブルなスターであり、リーダーシップも兼ね備えていたのだろうと推測します。とはいえ、そのあたりが身に付いたのはやはり専科生になってからかな。エリザといえば、“相手役”瀬奈じゅんがSNSに上げていたかちゃへのメッセージにちょっとうるっとしました。あさこ(瀬奈)がおふざけしてなかったwww!!

結局、月組時代に同期の美弥るりかと競わされていたのが実はトップの龍真咲の2番手でなく、下級生・珠城りょうの2番手だったというのが、今思い返しても何とも切ない…。でもあの当時、かちゃにまさお(龍)後任の月組トップという勢いや動きは感じられなかったし、かといって他組で…という感じでもなかったですよね…。

私は昨年の宙組問題で「組解体」を主張しましたが、解体に至らないのなら、せめて「解体的出直し」を図る必要があり、その場合、パワハラ関与の芹香斗亜をやめさせて、短期でもかちゃにトップをさせたらいいんじゃないかとも思っていたんですよね。まぁ劇団は結局、芹香らパワハラ関与の上級生ををやめさせなかったわけですが。かちゃなら出直し役を担えたでしょうに…。

今後どうするんでしょうねーー???元星組トップ・紫苑ゆうの渡辺奈津子氏の後継者的に音楽学校の指導者も適性ある気がしますがどうでしょう???

そしてあかさん(綺城)。最初に花組にいた時、スカステで見た新人公演主演者トークショーか何かで、あまりにぶっきらぼうな態度で「こいつマジやばっ!!(←言い方‥すまん)」と思ったのですが、その後、印象が大分変わり、「面白い生徒」と思うようになりました。何だっけ?コロナ禍華やかなりし時の過ごし方について、食べ物?を仲間とすれ違いざまに無言で受け渡しする話を劇団の公式メッセージで話してて、それが個人的になかなかツボでしたwww。個性的で存在感あるし、星組から古巣の花組に帰ってますます活躍するだろうと期待してたんですよねー。新トップ・永久輝せあの同期で、同期支えとしてこれからいよいよ美味しい役回りを担えるかと思っていたのですが。古くは杜けあきに対する古代みず希(ほんと古っww)、近年(でもないけど)は凰稀かなめに対する緒月遠麻と、トップ同期の別格って、新人公演主演がなくてもかなり重用されますからね。そこへいくと、あかさんは新公演主演1.5回してますし、バウホールでもメインキャスト経験あり。今後の重用を分かった?上での退団。よほど他にやりたいことがあるのかもですが、惜しいですね。

彼女たちの次なる道に幸多からんことを願います。