なかなかキャストが発表にならなかった東宝「レ・ミゼラブル」(12月~25年6月)のキャストがついに発表に。

ファンティーヌ、エポニーヌ、コゼットの女性プリンシパルにタカラヅカOGがキャスティングされるかどうか注目されましたが、この3役にOGの名はなし…。結局、マダム・テナルディエに前回に続いて樹里咲穂がキャスティングされただけでした。


かつてはファンティーヌを安奈淳、渚あき、和音美桜、コゼットを純名里沙を務めました。あ、マダム・テナルディエは鳳蘭、大浦みずき、峰さを理、瀬戸内美八の星組トップOGを中心とする面々が担いました。うち2人が既に鬼籍入りとは…。しかし、テナ妻ってとても品のない役なので、タカラヅカの男役、それもトップOGがやるにはかなり思いきりが必要かと思いますが、じゅりぴょん(樹里)なら…www。

それにしても帝劇での「ザ・東宝ミュージカル」に出られるOGってかなり少なくなっているような…。鳳蘭→大地真央→涼風真世→一路真輝→花總まりを中心とする系譜がありましたが、最近ミュージカルの王道で真ん中で活躍できているのって、現在「ムーラン・ルージュ ザ・ミュージカル」に主演中の望海風斗、「モーツァルト!」にコンスタンツェ役で出演が決まった真彩希帆が目立つものの、あとは東宝芸能所属の朝夏まなとが何となく出続けられているのと、そこに同じく東宝芸能所属となった星風まどかがどうなるか、というぐらいな印象。あ、愛希れいかはおハナ(花總)と「エリザベート」で主役を務めましたね。香寿たつきや安蘭けいもミュージカル出演は途切れませんが、脇を締める立場ですしね。

まぁ、みんながみんなミュージカルをやっていく必要もなければ、そもそもやっていけるだけの実力に乏しい人も多い中、「非タカラヅカルート」の女優の方が目立っているようで寂しい気もします。