本日2度目の更新です。

 

しばらく考えるのも嫌になっていた宙組問題。公演再開初日の顛末についてはもう呆れを通り越しました…。まぁ客席の相当数をパワハラトップのファンクラブがチケットを押さえ、周到に分配してファンクラブ会員が占めていたのでしょうから、まぁそうなるよね、という。とはいえ爆竹拍手とか正気の沙汰とは思えず。


しかし、劇団も「パワハラについては生徒個人に罪はなし。教えてこなかった劇団に責任がある」というスタンスを通すのであれば、2千億歩ぐらい譲ってパワハラ組長、パワハラトップが挨拶で触れずとも、冒頭挨拶に登場した理事長がきちんと説明し、亡くなった有愛きいさんを追悼、謝罪するべきだった。どう考えても。それをせず、完全に「なかったこと」扱いにして、公演の長期中止や演目変更についてのみ観客に謝罪とは完全に狂ってるね。舞台で追悼が一切なかったことについては、劇団はきっと「ご遺族が望まなかった」とか言うんだろうけど。とにもかくにも「人の道にもとる」という言葉があらためて頭をよぎりました。


しかし、あの理事長、その挨拶すらグダグダのしどろもどろで何を言ってるか分からなかったって…www。よっぽどやましいからだよ。それなのに、その理事長にも大拍手とかwww。あの理事長、貧相なのはご愛敬として、挨拶一つまともにできないって…。文春でやり玉に上げられた宙組、星組プロデューサーもさることながら、本当に人材不足の組織なんですね…。もちろん親玉の阪急阪神ホールディングスの会長、社長を見ててもそれを感じます。あの程度の人たちが関西の“名門”企業を率いているのか、と。


結局、宝塚歌劇団の本質はこれからも何も変わらないんでしょう。今後も治外法権三昧かと。文春に書かれた星組パワハラ問題についても、告発した現役生徒に丸乗っかりするつもりはないですが、事実も含まれているはずです。


私、日常的に譜面を見る機会が多いのですが、宙組問題以降、フェルマータ記号見るたびに気分悪くなり…。タカラヅカ、フェルマータに謝れよ!!という気になります…。星組ってかなり前から「体育会系」を標榜していたり、そう評されてきましたが、それって「イジメ、パワハラ体質」と相当程度同義だったのかも、と思うようになっています。そう考えると、この数十年の星組トップ、それも生え抜きトップって相当性格キツそうだったり、意地悪そうに思えてくるから不思議www。しかし、タカラジェンヌって対外的には身内にもバカみたいに二重敬語、三重敬語とか使うくせに、「帰ってきたらぶん殴る」とか、中では汚い言葉が飛び交っているようで笑えます。いや、笑っている場合じゃないのか。ま、新人公演主演者がコロナ感染して上級生が怒る、ということ自体は一定程度理解できます。理由はどうあれ、舞台人は舞台に穴を開けることが一番いけないことですから。ただコロナ感染を劇団に報告して怒るというのは…。さすがに感染隠して舞台強行するわけにはいかんでしょ。


まぁしかし、もう何を言っても仕方ない、虚しい気分でいっぱいですね。タカラヅカファンを公言することがこんなに恥ずかしくなろうとは…。世間的には「ファン」と言うだけで、こちらの人格まで疑われ、距離を置かれる、もはやそんな感じさえしています。お花畑とは一線を画すファンもなんだか隠れキリシタン化していきますよね。


宝塚歌劇団、いつかパワハラ上級生たちを処分せず、有愛さんの追悼もなくしれっと公演を再開したことを後悔する日が来るのでは。劇団がパワハラ上級生を処分し、きちんと謝罪させれば世間の目ももう少し違ったはず。そうしなかったことで、パワハラ上級生たちはタカラヅカを去った後、やっていける世界があるのだろうか???と思います。一歩外に出れば、彼女たち、さらなる逆風に吹かれるでしょうね。