パワハラ問題に揺れた宙組公演が今日、9カ月ぶりに大劇場で再開します。

メディアにも好奇の目で見られていることをひしひしと感じます。亡くなった有愛きいさんに「何であんたが泣いてんの!」と言い放ったとされるパワハラトップ・芹香斗亜風に言えば、「何であんたが舞台に立ってんの!」って話ですから。処分も受けず、自ら身を引くこともせず、なぜかここまでこぎ着けた芹香らパワハラ上級生のメンタルの強さにあらためて驚く次第であります。

今日は公演再開に合わせて産経新聞に「宝塚ファン、再開も戸惑い 劇団員急死、責任あいまいなまま」との見出しで特集記事が掲載されていました。まぁ、これ以外のトーンってあり得ないですよね…。


結びに「宙組は10月から全国ツアーを実施する。長年のファンで作家の玉岡かおるさんは『不信感が残っていても、幕を上げさえすればいいというのはファンを軽く見ている』と話した」とありましたが、本当にそう。どんだけ「お花畑ファン」におもねてんだよ!って話で。

今日の公演、きちんと客に挨拶はあるんでしょうかね???こんなに長く公演を中止したんですから、何も触れず、ほっかむりは絶対に許されない。きちんと有愛さん、ご遺族に哀悼の言葉を述べ、謝罪、反省の姿を見せる必要があります。それができるのかどうか。

…と思っていたら、産経新聞には、劇団が公演前のトップスターの取材会を今回は「負担が重い」として開かなかった、とありました。これもまた世間をバカにしまくった話ですよね。そもそも「負担が重くて担えない」というなら、やめさせれば良かったのに。代わりは他にいるんだから。その覚悟を持って劇団に残る、トップを継続する選択をしたんじゃなかったのか???どこまでも責任回避で世間を舐めきってますね。玉岡さんも「再開前に組長やトップスターには『あしき伝統は断ち切る』と表明してほしかった」とコメントしていました。

…ともあれ、本日13時、無事に幕が上がるか、見ものです。