本日2度目の更新です。


年度末の昨日3月31日付で宙組生2人の退団が発表されました。「退団者のお知らせ」を見た時、パワハラ上級生のことかと思いましたが、違って残念…。

・彩妃花(103期)
・葉咲うらら(106期)

彩妃さんは、亡くなった有愛きいさんと同期、同郷、さらには同じ高校出身。有愛さんのご遺族側代理人によると、「有愛さんは退団を考えていたものの残される同期のことを思い、延期した」とのこと。想像ですが、自責の念に駆られ、もう舞台どころではなかったのでしょう…。切ない。

葉咲さんは前トップコンビ・真風涼帆&潤花退団公演「カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~」でエトワールを務め、新人公演では有愛さんの役。研4でエトワール抜擢なら相当期待されていただろうし、シンガー系娘役として活躍の余地が大いにあったはず。彼女も面倒見がよかったとされる有愛さんの死がショックで堪えたことも退団の理由の一つなのかもしれません。そしてこの2人は、有愛さんの逝去後、相当早い時期に確固たる退団の意思があったのでしょう。

しかし、パワハラ上級生が自主退団しないって、本当にため息しか出ませんね。

完全な推測ですが、宙組下級生にもパワハラ上級生が退団していくだろうという期待はあったと思うんですよね。でも先週の劇団発表で、パワハラ上級生が処分さえされず、「現体制で」公演の再開に向かうことが明らかになり、動揺したケースが多いのはないかと。トップや組長が替わる、あるいは宙組が廃止され、下級生たちが他組に振り分けられ、新たなスタートを切れるというならまだしも、パワハラで仲間を死に追い込んだ上級生どもが居座り、その下で彼女らを支える立場を続けるって、個人的には絶望しかないですけどね。

今後の情勢はいよいよ不透明ですが、この状況で宙組生が公演再開に向けて動いていけるとは到底思えません。それこそあらためて心身の不調をきたして舞台どころではない下級生が続出するのでは???

(以下追記)

コメントいただいて気づいたのですが、これまで沢山のタカラヅカ作品で振付を担ってこられたKAZUMI-BOY氏がタカラヅカと絶縁宣言しています。スタッフとしてタカラヅカと関わって来た方なのでわれわれファンとはまた違ったメンタリティかと思うのですが、やはり劇団の対応に相当な疑問を持ったよう。「複数回、笑みが見えた最初の会見、そして『証拠をお見せいただきたい』と遺族側を侮辱するような発言があった正式の会見…私はこの時点で心を決めていた。もう…宝塚には行かないと」とブログに綴っておられます。


『宙組を無くすようなことにならないよう、細心の注意を払って再開して欲しいよ』とも呼びかけており、この部分は私と立場を異にされていますが、やはり劇団近くにいた人も劇団の対応に納得していないことが明らかになりました。やっぱりそうですよねぇ…。おかしいことはどうしたっておかしい。許されないことが世の中にはあるということだと思います。