直接タカラヅカのことではありませんが、東宝の「ジョジョの奇妙な冒険」、中止期間延長されましたね。昨日、民放の夕方のニュースでもやっていましたが、中止が3連休にかかるとか、もはやふざけてるのか?という…。手配済みの交通費、宿泊費などが補填されるとのことですが、地方からの遠征組、たくさんいるでしょうに。中止の憂き目にあった人たち、「返金じゃなくて幕開けろ」が本音のはずで、気の毒ですね。


「2月10日からの公演実施に向けて一同鋭意舞台稽古に取り組んで参りましたが、スタッフ・キャストの安全確保に努めながらの準備に更なる時間を要し」との言い訳が全く意味不明。何がどうなっているのかさっぱり分からない。


しかし東宝ほんとヤバいですね…。感染症によるサドンデスもさることながら、開演日にきちんと幕を開けられないというのは最もあってはならないこと。日本最大(?)の舞台公演事業者として既に失格かと。帝劇クロージングシリーズの「モーツァルト!」の演出をそのまま小池修一郎に続投させる判断もいかがなものかと思います。「セクシー田中さん」問題もそうですが、日本のエンタメ業界、いろいろおかしくなってきていますね。


翻ってタカラヅカですよ。私は頑固に宙組解体論者ですが、5月からの宙組公演「宝塚110年の恋のうた」「FINAL FANTASY 16」はどうするんでしょう??有愛きいさんのご遺族に劇団とパワハラ上級生どもがきちんと謝罪し、条件が整えば、劇団は宙組を存続させた上で公演実施に踏み切りたいんでしょうけど、時間が迫っています。ただでさえ、劇団は対応ずるずる引き伸ばして、お花畑ファンの飢餓感を意図的に煽っているようにも見えますが、今月中に少なくとも大筋で和解に至らないとタイムリミットじゃないかという気も。厄介なのが、トップ・芹香斗亜、組長・松風輝に謝罪する気が全くないとされている点…。


仮に謝罪に至ったとして、芹香、松風らの進退と表裏一体でしょうから、そこでまた「本当に上演できるのか」という問題が…。謝罪しなければ現実的に公演実施はあり得ないでしょうし、謝罪したらしたで、その段階でサイレント退団もやむなしとなり、袋小路じゃないですかね?? 「謝った上で舞台復帰」という流れが私にはどうしても考えられなくて。その観点からも私は宙組は解散必須だと思っているわけですが。宙組の復活を願ってやまない心温かいファンがいる一方で、私のように「宙組」「宙組公演」と聞くだけで嫌悪感を催すファンも一定数いるでしょう。そもそももう宙組生でいたくない生徒も結構いそう。


あとは4月からの雪組バウホール公演「39 STEPS」。演出が田渕大輔ですが、この人も謝罪が必要な側にいるわけで、どのみちやらせてはいけないと思うのですが…。劇団はどう考えているのか。


「一転、謝罪の方向」と伝えられるも着地点が見えない状況が続きます。