先日、久々に宙組に関する記事を投稿しましたが、トップスター・芹香斗亜、組長・松風輝らの熱心なファンは別として、劇団が彼女らにパワハラ的言動があったと認める方向にシフトチェンジしようとされる中、全組見るようなファン、宙組以外に贔屓組がある一般的なファンって、今後宙組がどうなっていくことを望んでいるのでしょう??

こうなってなお「キキちゃん(芹香)、まっぷう(松風)、舞台に戻ってきて!!」「宙組、頑張って再スタートして!!」と思われている方が多いんですかね???

私は引き続き、宙組解体論者ですが、先日の文春報道でバウホールでのワークショップ公演で宙組の再出発が画策されていたことが明らかになりました(結局中止)。

百歩、いや千歩譲って宙組が残るとして、私は現体制での再出発はやはり有り得ないと思うんですよね。ネットでは「キキちゃんもまっぷうもパワハラを受けて育ってきたんだろうから、2人が責任を押し付けられるのは気の毒」みたいな主張も見かけます。全く分からないではないけれど、だからといってそれは免責理由にはならないと思うんですよね。それはやはり、現役生徒が命を絶つという前代未聞の出来事が起きたことを軽視しているとしか思えません。そもそも普通の組織で上司が部下をパワハラで追い込めば、自死に至らずとも処分は免れない時代。まぁタカラヅカは普通の組織とは到底呼べない、いろいろおかしい組織であることもバレちゃいましたが、世間の常識が通用しない組織とはいえ、やはり起きたことへの責任は取らないといけないと思います。

宙組は博多座公演などもキャンセルし、外部の劇場にも多大な迷惑をかけました。この責任も小さくないはずです。不名誉な記録を残したわけで。

正直なところ私は「宙組」と聞くだけで相当な嫌悪感を抱くようになってしまっており、「今後、宙組に舞台で愛だの夢だの、清く正しく美しくだの言われても…そもそももう成立しないよなー」と思ってしまうのですが、昨年、「PAGAD(パガド)~世紀の奇術師カリオストロ~」と「Sky Fantasy!」の東京公演のチケットが何事もなかったように完売したことを思い起こすに、大多数のファンは宙組の再スタートを願い、それを受け入れるんでしょうね…。本当にタカラヅカファンって温かい。それが劇団を、生徒をつけ上がらせるんでしょうけど。