ついに文春からタカラヅカ関連ニュースが落ちたようですね。また節目があれば復活するのでしょうが。文春も能登半島地震や羽田空港での航空機衝突事故、松本人志問題などにマンパワーを振り向けた感じですかね。あ、でも新潮には載っているようです。某スターが被弾とか。

さて雪組東京公演「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」(生田大和作・演出)「FROZEN HOLIDAY(フローズン・ホリデイ)」(野口幸作作・演出)を見てきました!!無事に幕が開くのか不安で仕方なかったですが、何とか無事見られて良かったです。

「ドイル」、ちとマニアックなところに入りすぎたかな-という感もありつつ、思ったよりは楽しめました。しかし生田君、2021年に宙組で「シャーロック・ホームズ-The Game Is Afoot!-」を作っていますし、どれだけホームズ好きなんだwww。私、宙組「ホームズ」を見ていないのですが、見ていたらさらに楽しめたのかな、と。

大勢口の使い方とか、ミュージカル的な処理という点では、生田君も結構うまくなってきたのかな、と思いました。こういうの、小池修一郎氏や原田諒氏がお手の物としていた感だったのですが。

「シャーロック・ホームズ」シリーズで世界的な名声を手にした英国の作家コナン・ドイルの前に、架空の存在にすぎないはずのシャーロック・ホームズが姿を現したら…?という筋書きが肝なわけですが、この「分身」的な存在って、タカラヅカの「風と共に去りぬ」のスカーレットⅠとⅡ、「モーツァルト!」におけるヴォルフガングとアマデみたいで、これはこれで珍しくはない。分身と対峙することで自分探しをする、というのも特に目新しさは感じられないけど、まぁそこそこ面白く見られました。「自分探しで苦悩する」みたいなのって、最近のトレンドなんですかねー。

ショーの方は、年も明けたってのに、クリスマス🎅🎄全開でズコーッだったのですが、そういうものだと思って見れば、気にならない…のかな。ここまで「年末年始のイベント」が作品のコンセプトだとすると、もうどうしようもないというか。自粛したのでしょうが、劇場入口に立っていなかった門松🎍が舞台には立っていた…。でもこういうショーなら10月中旬に始まって年末に終わるのが理想ですよね…。2月までクリスマスだの新年を引っ張るのはどうなん???と思っちゃいました。「♪年の始めの例とてー」と始まった時は「新春スターかくし芸大会」が始まるのか思いましたwww(←古っ!!!)。いつ芳村真理がでて来るかと…。

トップがゴンドラで登場するのももはや「野口テンプレ」。笑っちゃいました。確信犯でしょうけど。中盤まではずっとプロローグと中詰めが続いているような印象で、意外と楽しめたのかも。

で、ですよ。この公演、3番手の和希そらの退団公演で、彼女が芝居にショーに大活躍!見せ場がたくさんありましたね。と同時に、彼女が去った後、雪組どうなるの!?という懸念が…。歌唱にタカラヅカ規格外の力を発揮した望海風斗、真彩希帆が去り、そらぴ(和希)参入前の「Fire Fever!」を映像で見て「雪組、ヤバいな…」と思ったことを思い出しました。外形的にはまたあの状態に逆戻りってことですよね??? 朝美絢がトップに昇格するとして、2番手に縣千!? さすがにそれは…。少なくとも歌える生徒を間に持ってこないと成り立たないと思うのですが、宙組の瑠風輝ぐらいしか候補がいないという…。そらぴ、歌は低音も高音もなんでも来い!!だし、ダンスもとにかく軽々と舞うように踊り、見惚れます。2番手・あーさ(朝美)も普通に踊れていると思うのですが、どうにも「踊ってます(ドヤッ!)」という印象。そこへいくと、そらぴは“抜け感”が抜群。それが余裕につながって、あのスタイルでもすさまじくかっこよく見えるという…。そらぴが96期だというのは置いといて、あと身長が5㌢あればトップもあったのかなーと思ったり。まぁもはや意味のない「タラレバ」であることも承知ですが。

「フロホリ」では客席降りがありましたが、私に一番近いところにはなんとそらぴ!!!私、そらぴの立ち位置の真ん前ぐらいの席で(というと、どの列がバレますがww)ちょいちょい振り返ってたんです。すると、振り返るたびにそらぴがわざわざこちらを見てくれて…。振り返るという私の動作につられて機械的に反応してくれただけだとは思うのですが、ぶっちゃけそそのたびにちゃんと目を合わせてくれて。ってこれは思い過ごしでもなんでもないですよww。それとも、こちらがまるで皇族のようにアルカイックな笑みを浮かべていたのがよかったのかしらんwww。思わずそらぴの目を引いた的な…。マイクに乗るのではない彼女の生歌声まで堪能できました。ってそもそも私はアンチ客席降りなんですけどねwww。

トップの彩風咲奈は、特にトップ前後から、どこぞの選挙演説のような謎に力が入った発声が気になっていましたが、今回はそこまで気にならず。芝居もショーもさすがのスタイルで堂々と真ん中がハマっていました。ダンスはさすがながら、歌は…という人でもありますが、芝居歌、役者歌として聴けば、そう悪くもなかったのかなと。

娘1の夢白あやはすでに風格ありますね。ビックリ。若いのに堂々の娘1感。って個人的には好みじゃないんだけどwww。やはり元星組・雪組娘1・白羽ゆりの再来のように見えますよね~。魚顔の娘1もとなみ(白羽)以来!?早くも次作「ベルサイユのばら」のマリー・アントワネット役が楽しみです。ドイルでは当初、しどころのない役かと思いきや、後半どんどんストーリーに絡んできて、ゆめぴろ(夢白)から目が離せなくなっていました。なんか悔しいwww。歌も伸びましたよね。

2番手・朝美絢も、芝居では「ランプの精」みたいな役どころをうまく演じていたと思います。すごいキラキラしていますよね。芝居・ショー通じて、歌がさらに春野寿美礼みを増していた…。まぁ、あーさ自身が春野ファンだから仕方ないのかとも思いますが、個人的にはあまり感心しないんだよなー。結局、ゆめぴろと組む公算が大きいけど、舞台上の相性が未知数ですよね。

4番手・縣は芝居もショーもイロモノっぽい役回りでしたね。歌は本人比でよくなっているとは思うのですが、そらぴが抜ける穴を埋められるかと言われれば、望むべくもない感じ。だからこそ次期雪組体制は補強が必要ですよね。

芝居・ショーとも野々花ひまりと対のように娘2格を与えられていたのが音彩唯。超小顔でフランス人形のようなビジュアルで、ショーではひったすら可愛らしかったけど、芝居でふくれっ面、むくれた顔をしていると、全然可愛く見えないということに気付いてしまいました…。

この日は観劇後、劇場近くの某鹿児島料理の店に寄れたのがとってもうれしくて(←ジェンヌ口調)。あのお店、大好きなんです。野菜蒸し定食がもう昔から大好きで。鹿児島、行ったこともないんですけどねwww。