先日、来年のお正月星組大劇場公演が発表になりました。来年のラインアップは今後続々発表になることでしょう。来年はタカラヅカ110周年、そして「ベルサイユのばら」上演50周年のWアニバーサリーイヤーということで、やはりベルばら上演は避けて通れない感じでしょうか。やらないわけにいかないですよね…www。思考停止状態でてっとり早く集客できるわけだし。やらなきゃやらないで、「コバケン(理事長)、アホなの?」って話になっちゃうかと。


個人的には既存の植田紳爾バージョンはもういいんじゃないか?と思っているクチですが、御大がご存命中は大幅に改編することは許されないでしょう。せいぜいマイナーチェンジ程度で。演出に鈴木圭が名を連ねる程度かな???どーせなら、別の演出家の手でいい方向に改編していただきたいのですが…。「大逆転裁判」での鈴木圭久々登板はベルばらで本格復帰の伏線かも…。


で、どこの組が上演するかですよ。2013年から14年の100周年に際しては月組「オスカルとアンドレ編」、雪組「フェルゼン編」、宙組「オスカル編」でした。月組のオスアン編に際してはトップの龍真咲と〝準トップ〟の明日海りおがオスカルとアンドレを役替わりで演じるというウルトラC。大劇場では花組トップ・蘭寿とむ、雪組トップ・壮一帆もアンドレを演じ、明日海はベルナールに回りました。


雪組のフェルゼン編には、オスカルで宙組トップ・凰稀かなめ、雪組2番手・早霧せいなが、アンドレで星組トップ・柚希礼音、月組トップ・龍真咲が参加と、トップの特別出演も含めた役替わりも話題でした。


現在の体制でベルばらが似合いそうと言えば、まずは花組でオスアン編かな?柚香光のオスカルと永久輝せあのアンドレはなかなかハマりそう。でも花組でオスアン編だと、マリー・アントワネット有資格者の星風まどかがロザリーに回らざるを得ず、ここがネックか…。まどちが今さらロザリーってのもねぇ…。ということでフェルゼン編で柚香がフェルゼン、星風アントワネットもありですが、おそらく冠スポンサーとなるVISA付き永久輝がいることを鑑みれば、オスアン編にせざるを得ないかな。


月組もイケると思うんです。演技派トップ・月城かなとは主要役、どれもこなせそう。でもベテラン娘1・海乃美月が居残ってることを考えると、フェルゼン編で海乃がアントワネットと考えるのが自然。海乃さん、「アントワネットやるまではやめない」ぐらいのことはフツーに考えていそう。2番手・鳳月杏もオスカル、アンドレ、フェルゼン、どれもハマりそうで心強いですね。


彩風咲奈の雪組、芹香斗亜の宙組もまぁまぁハマりそう(←雑すぎwww)。


ただ星組が…。礼真琴も技量的には何でもそれなりに仕上げそうですが、やはりビジュアル的には厳しいですよね…。そもそもコスプレが映えず、似合わないし…。主要役ではなんとなくオスカルタイプ???でも、オスカルは女性だからといって、女役もできる中性的で器用なスターにやらせたところでうまくいかないんですよねー。1990年代の再演では、かつての贔屓・一路真輝がオスカルに配され、前評判はとても高かったものの、終わってみれば安寿ミラのオスカルにほぼぜーーーんぶ持っていかれ、一路オスカルなんざすっかり忘れ去られていたという…www。本人も著書でそんなようなことを言っていました。やっぱりオスカルこそシュッとしたシャープな魅力を持つ人がやらないと決まらない…と思ったものでした。ましてや礼さんのフェルゼンなんてビジュアル的にはどう考えても似合わない、というか恐ろしくて想像すらできないし、せいぜい他組に特別出演してどうにかアンドレ…という感じですかねー。宙組で芹香さんがオスカルをするなら、礼さんがアンドレで受けるといいかも。星組萌えするファンも多そうだし。桜木みなとはベルナールでちょうど、って感じだし。


ま、星組は早速インドのやつが発表されて、他組よりベルばら上演可能性下がったし、5組中で一番、ベルばら適性弱いというのは衆目の一致するところではないかと思います。礼さんは「ロミオとジュリエット」「1789~バスティーユの恋人たち」を当てたんだし、青少年専科でやっていけばいいわけで。トップになってまであえて苦手なものをやる必要はないですよね。


まぁみなさんも、ベルばらはいずれ来るものとして、その時を待ちましょうwww。