そういえば、次回星組大劇場公演「1789~バスティーユの恋人たち~」新人公演の主演コンビが発表されていました。

私も含め大方の予想通り、ロナンは稀惺かずと、オランプは詩ちづるの105期生コンビに。稀惺については、満を持して本命登場!!の感。うたち(詩)については月組から組替え後の「めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-」の新公ヒロインに抜擢後、ちょっと失速かなと思いきや、「Le Rouge et le Noir~赤と黒~」では実質Wヒロイン格で起用されるなど、やはり次期トップであろう暁千星の相手役候補ナンバーワンか、という勢い。

それにしても105期、強いですね。この春、研5になったばかりなのに、新公主演には既に七城雅(月組)、大路りせ(宙組)、紀城ゆりや(雪組)が抜擢。ヒロインは星空美咲(花組)、音彩唯(雪組)、山吹ひばり(宙組)、美星帆那(宙組)が経験。ほかにも新公主役を期待されている生徒がおり、95期生か100期生かという勢い。

稀惺は、いずれ新公主役をして路線に躍り出るのだろうと思われていましたが、まさにその通りの展開。研2~3の早期抜擢で無理をさせるのではなく、実にうまく育てられている印象。星組ではじきに3期上の天飛華音に次ぐ5番手格に浮上するのでしょう。

稀惺君、いわずとしれた阪急創始者の小林一三氏の一族で「末裔」とも称される超サラブレッド。いろいろ言われそうなところ、あえてタカラヅカに飛び込んできたところに強烈な意志の強さを感じますが、先の別箱公演「Stella Voice」の配信を見ていても、あまり自意識を感じさせないところがすごいですよね。これが同様に「華麗なる一族」出身の月組・風間柚乃だと、過剰なまでの自意識を感じるところなのですがww。

稀惺君、「Stella Voice」配信回ではトークコーナーにも登場しましたが、マイクを持って拍手をしにくいところ、肘を使って拍手しているサマが何ともツボでございましたww。いよいよ本格的にお手並み拝見、という局面にさしかかってますよね。

1789初演月組で新公主演したのは、現星組の暁千星。トップの礼真琴のみならず、あり(暁)にもいろいろアドバイスをもらって新公に挑むのでしょう。新公自体は配信でも見られない気がしますが、今後の展開に注目したいと思います。