月組2番手スター・鳳月杏のディナーショーが設定され、果たしてどんな意味があるのだろう?と考えてきましたが、実はそんなにないのかな、とwww。


裏がトップの月城かなと主演の別箱「Death Takes a Holidays」、若手の礼華はる主演のバウ「月の燈影」となれば、「月の燈影」には、ちなつ(鳳月)、3番手の風間柚乃はもちろん、ぱる(礼華)より上の新人公演主演経験者を配することができず、れいこ別箱に上級生スター総出演となってしまい、本公演のピラミッドと差別化するために、誰かをどかす必要があった、ということに尽きるのでしょうね。


実際、ぱるバウには夢奈瑠音、蓮つかさ、英かおとの新公1回のみ主演組はキャスティングされず。この中から、うー(英)と新公主演できるかと見られつつ同期のぱるに阻まれて結局できなかった彩音星凪をちなつディナーショーに回してれいこ別箱よりちょっと目立たせ、るね(夢奈)、れんこん(蓮)はれいこ別箱の助演として実力を思う存分発揮してください、という配慮がなされていることを感じました。


ちなつディナーショーには「応天の門」新公でヒロインを得た羽音みかも。次期宙組トップ・芹香斗亜のバウに次期娘1となる春乃さくらが出ていたことから、ちなつトップ、羽音娘1を連想した方もいたようですが、まぁそれはないでしょう。ちなつトップはさすがに…。トップはない代わりに2番手として可能な限りおいしく処遇してあげよう、というのが最近の彼女の扱いだと思います。ちなつトップにするなら人気のれいこを引っ張って風間にバトンタッチですよね。以前からケガの状態が心配なれいこがどうしても続けられない、となればリリーフ登板でちなつトップもなくはないんだろうけど、正規の構想にはないでしょうね。


という意味では、ちなつディナーショーは広義には餞別なのかな。タイトルが双子座を意味する「Gemini」で、直ちにやめる感じでもないけど、中卒入団で若いとはいえ彼女も4月で研18だし、遠からず…という感じですかね。


「Gemini」といえば、星組のショー「エトワール・ド・タカラヅカ」で紅ゆずるが黒白半分ずつの衣装で男女を同時に演じた場面が忘れられず…www。ちなつであの場面が脳内変換されて仕方ない今日この頃ですwww。