昨日3月31日、小川友次理事長が劇団を去って行きました。先日の退団発表時「静かに去りたい」と言っていた専科の轟悠の先を行くかのように、音もなく静かに…。去り際に次期月組トップコンビなど大きな発表をするかなーと思いきやそれもなく。結局、木場健之新理事長体制下での発表となるんですね。

6年間、理事長を務めた小川さん、数字的なことに特化すれば傑出した手腕を発揮した理事長だったのでは。100周特需が過ぎ、業績が右肩下がりになるだろうと予想されたタカラヅカをこんなに盛り立てるとは誰が予想したか…。2015年の就任時には私も「このおっさん(失礼!)、めっちゃ貧乏くじ引かされとるやん!」と思ったものです。ところがどっこい、晩年コロナに阻まれたものの、劇団を見事なまでの高収益体質に。

「決断した後に、部屋にある(小林)一三翁の写真に『これでいいでしょうか』と語りかける」と言っていたトップ人事については、珠城りょうを早くに上げすぎ、連動する形で美弥るりかが2番手退団する、というケースはあったものの、もはやトップや娘1はあるまいとみられていた北翔海莉(※決めたのは前理事長かも)や仙名彩世を引き上げる粋な計らいも。100周年を見届けて去った柚希礼音に代わり、明日海りおが超人気スターになりましたしね(と言っておけばよいのか)。男役も娘役も95期を次々スターに育てたのも小川さんの意向があったのかも。そしてそして、私のような海外在住者が「おウチでタカラヅカ」を楽しめるようになったのも、ライブビューイングや配信を推進した小川さんのおかげ、と言ってよいのかも。全く余談ながら、トヨタ自動車の豊田章男社長と慶応の同級生だったことから、つい最近では「豊田氏長男とせーらちゃん(星蘭ひとみ)の上級国民婚」にいっちょ噛みしていると見る向きも多いですよね。

いや~、スカステで「Memories of 小川友次」とかやってもらっても良かったかもww。先日ブログで紹介した在阪企業の情報誌とかでなく、自社媒体で来し方をいろいろ語っていただきたかった。あるいはMXテレビの「カフェブレイク」の番外編とか。中井美穂氏も小川さんからいろいろ聞きたい話があったんじゃないかな?

コロナ禍じゃなければ、劇団の送別会があって、各組の管理職やトップたちが余興で小川さんをモチーフに「Nice Guy!!~その男、Tによる法則~」とかやってたりして。なんて超どーでもいい妄想を膨らませていますww。トップが入れ替わり「なんちゃらかんちゃらNice guy!!」とか言いながら最後に「World is mine!! Nice guy!! 小川友次~!!」で締めてww。ま、絶対そんなのないでしょうけど。

キャラ的にもどこか愛嬌を感じさせた小川さん、今日からはタカラジェンヌの第二の人生をサポートする「タカラヅカ・ライブ・ネクスト」の代表取締役社長。小川さんのネクストステージにも幸多からんことを。