宙組公演「オーシャンズ11」東京宝塚劇場千秋楽(7月21日)で以下の生徒の退団が発表に。
純矢 ちとせ
澄輝 さやと
愛白 もあ
蒼羽 りく
風輝 駿
はる香 心
雪乃 かさり
結構な大量退団ですねよ。しかも、せーこ(純矢)、あっきー(澄輝)、りく(蒼羽)の3人は主演経験者で組内でも重要な戦力。この3人が抜けるのは結構大きい。下級生たちが奮起するきっかけになりそう。
せーこは既に幹部部屋(楽屋)入りしているし、管理職もしくは専科までやるような気もしていたので意外でした。「美味しい役付き」の娘役上級生として、そしてエトワールなどでも活躍。今後、この穴は誰が埋めるのだろう??それにしても七海ひろき、美弥るりか…と89期生の退団が相次ぎますね。来週、明日海りおの退団発表もあるかもしれないし(なかったらビックリ)。
男役についても、愛月ひかるの専科異動があった上、あっきー、りく退団で上級生スターが一気にいなくなる印象。大空祐飛トップ時代に新人公演で主役をしたのが凪七瑠海、あっきー、愛(愛月)、りくの4人でしたよね。このうち誰か1人ぐらいはトップになるのだろうと思っていたら、うち2人が退団発表。残る2人も路線を外れて(といってよいかと)専科…。どうにも無常感。そしてあらためて宙組のスター養成の在り方に疑問が。愛、りくで新人公演計7回主演ですからねー。かちゃ(凪七)、かい(七海)、あっきー入れて10回分の新公主演者の誰もトップにならないって…。ぺんぺん草も生えないとはこのことか。
あっきーみたいな「居るだけでノーブルさ」を漂わせる生徒って最近めっきり珍しくなっているだけに、これまたかなり惜しい。あっきーについては、かつて星組にいた朝澄けいと重ねてみることが多かったかな。かよこ(朝澄)もそうだったけど、あっきーもやはり線が細く、かつ欲がなさそうな印象(ほんとはあったのかもだけど、あくまで印象論)だったのが勿体なかった。
りくは歌がアレだったけど、ダンスで見せることができたし、芝居もなかなか。新公卒業後は愛と明らかに差をつけられてしまい、みるみる脇に追いやられてしまった感じでしたよね。ライバルだった愛が組を去ったところで、もはや自身のポジションが上がる余地がないことを悟っての退団といったところか。
しかし、ショーなら退団者の場面をもらえただろうに、1本物でこれだけ多く退団してしまうとは…。しかもイケコ…。みんなもう1作延ばせなかったのか。
宙組はオーシャンズの次からスター構成が大きく変わりそう。大々的に桜木みなとを3番手として売り出していくんでしょうね。
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