「ビリー・エリオット」3回目観劇!!!
ミュージカル「ビリー・エリオット」3回目を観劇してきました。名作なのに公演期間が長すぎることもあり、週末だというのに客入りが…。リピーターズチケットが売られていたり、お見送り会かあったり、アフタートークがあったり、主催のホリプロの涙ぐましい努力が続いていますが、前日に最大5,000円引きで購入できるラッシュチケットも発売されるようになり、そのチケットで見てきました。ほんと公演期間、絞れば良かったのにね…。つくづくホリプロ、マーケティング甘い。この日の主要キャストはビリー:井上宇一郎お父さん:益岡徹ウィルキンソン先生:濱田めぐみおばあちゃん:阿知波悟美トニー:吉田広大オールダー・ビリー:永野亮比己マイケル:豊本燦汰井上宇一郎、益岡徹、濱田めぐみが初見キャストでした。宇一郎君は、今回4人いるビリーのうち、今年度中2組2人、小6組2人(多分)のうちの年長組の一人。数カ月前の映像、いや1、2カ月前の映像と比べても顔つきが変わり、身長も伸びているようで、既に成長期にさしかかった感じ。何より声変わりも始まった感。ということで、ビリーをやるには本当にぎりぎりのタイミングの印象。不満を抱え、鬱屈した感じをうまく表現できていて、アングリーダンスにとても説得感がありました。陰鬱な炭坑町の雰囲気と、彼の醸し出す閉塞感に満ちたキャラクターがとてもマッチしていた。歌も丁寧にこなしていました。彼も両親がバレエダンサーで、自身もダンサー志望ということで、所作の一つ一つがきれいでした。本人が言うように、跳躍系がとてもよかった。大人びてきているけど、カーテンコールの笑顔はあどけなかったりして、おじさん、ちょっと安心www。益岡さんは、2017年、20年と3回続けての出演。もはや炭鉱夫にしか見えず。一日の長よな~。ビリーがロイヤルバレエスクールのオーディションを受ける「Electricity」の場面での益岡さんの表情、芝居が良すぎて、涙腺決壊でした…。ビリーの芝居あってとはいえ、益岡徹に泣かされるとは!!濱めぐはWキャストの安蘭けいほどwwwすれた印象はなく、もうちょっと理性的、理知的な印象。「話せば分かる」的な。そして、さすがの歌唱力でした。彼女がこれまで演じてきたナラ(「ライオンキング」)やら、アイーダ(「アイーダ」)など、数々の役を思い出しながら見ていました。マイケルは初回と同じ、未沙のえる似(と私が勝手に認定した)の燦汰君でほほえましかったです。彼、小6だと思うのですが、客席あおりがめちゃくちゃ上手で。感心します。ビリーの亡くなった母役(結構大事な役)で元雪組娘役・大月さゆが出ているのですが、ビリママ以外にもアンサンブルでいろいろな役で出ているんですよね。3回目観劇となった今回は、「大月さゆを探せ!!」ということで、彼女がどの場面にどの役で出ているのか、気をつけて見ていたのですが、どこも秒で分かりましたwww。大月さゆって確か、「自分を含む兄弟全員の名前から字をとって芸名をつけた」という個性的な人でしたよね。在団中は「エリザベート 」新人公演のヒロインをはじめ、音月桂、凰稀かなめのバウ相手役、彩吹真央の東上別箱の相手役までやり、娘1一直線かと思いきや、1期下に愛原実花がいたのが何とも不幸でした。個人的には大月>>>愛原だったのですが。愛原が娘1になってほどなくやめちゃいましたよね。しかし、この作品、泣き所、泣きスイッチが沢山あって、本当に困る…。涙腺決壊した後、嗚咽を漏らさないようにするのが大変で、鼻水との格闘になるという…www。何だろう、心を浄化させたいがために追いチケして通ってしまうのかもしれない。あと1回分、チケットも持っていて、全ビリーを制覇予定なのですが、さらに買い足してしまいそう…。もう国内では見られないかもしれないし、見られたとしても数年後でしょうしね。とりあえず、来年の韓国・ソウル公演には行かないと!!大和ハウス工業って地球ゴージャスみたいなものもスポンサードする一方で、こういう良作のスポンサーもしていて見直しました。