星組東京宝塚劇場公演 『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』を観劇してきました!

ちょっぴり辛口でして、これから観劇を控えていて余計な情報を入れたくないという方などはこちらでお戻りいただいた方が無難です。














「めぐり会い…」は初演を何となくスカイステージで見ただけで、「2nd」は見ておらず…。観劇数日前から「『歌劇』5月号の座談会をもう一度読み込まねば!」と思いながら、うっかり失念してしまったこともあり、話についていけるかなーという心配していたのですが、見事に的中ww!!これ、過去2回をしっかり見ている人はいろいろ小ネタで楽しめたんでしょうけど、そうでないとポカーン、みたいになりますね…。ポカーンとしている間に終わった、というか、いつまで続くんだろ?って感じでした…。

とにかくやたら説明台詞が多いのにまずイライラ。「脚本、植爺(植田紳爾氏)かい!」と思うほど。カーテン前芝居みたいな場面も結構あったのが、植爺みを増していた…。しかもその説明がぜーんぜん入ってこず…ww。私の頭が悪いのか、小柳奈穂子氏の脚本、演出が悪いのか、どっちなんだろ?と真剣に考えてこんでしまいましたww。既に退団した生徒が演じていた役などについてご丁寧に言及してくれたりしているのですが、「それ、いる!?」みたいな…。それこそコアな星組ファンや、先日観劇に訪れたという元トップの柚希礼音、紅ゆずる、元娘1の夢咲ねね、綺咲愛里らは楽しかったんでしょうけど…。情報過多で「過ぎたるは及ばざるがごとし」の典型ですよね。そもそもワチャワチャしすぎで、たわいもなさすぎるストーリー。先日見た東宝の「ガイズ&ドールズ」もたいがいたわいなかったですが、輪をかけてたわいない…。若者の成長物語もラブストーリーもファンタジーも勧善懲悪も…と詰め込みすぎた結果の大団円で、焦点がボケた感じですね。最後、これまたありがちに「エクスカリバー」(1998年宙組)みがあったな…。小柳たん、多くの生徒に役を振って、それはそれで座付演出家としては見事だし、あるべき姿勢だと思いましたが、もうちょい整理せんかい!とも思ったのも事実。前作の月組「今夜、ロマンス劇場で」が実に仕上がりのよい佳作だったのに、次がこれとは、なかなか作品のクオリティーが安定しないですねー。小柳たん、もう結構なキャリアになるのに…。

何より驚いたのが、怪盗ダアトの正体が分からず、続編ありげに終わったこと。なんか「虹のナターシャ」(1996年雪組、植爺)を思い出しました…。かなり駄作認定された作品でしたが、あれも続編ありげに終わり、客席が震え上がったという…ww。

この際、劇団さんと小柳たんにはっきり言っておきたいですが、続編は不要です!!そこそこの役にフォーカスを当ててスピンオフとかも簡単に作れそうだし、「基本的に書けない状態になることはない」という小柳たんなので、さらーっとできちゃうんでしょうが、めぐり会いはここで打ち止めにしてほしい。続編やスピンオフはコロナ禍が明けた時に、星組の宴会ででもやってください。


藤井大介氏によるショーはスペインもの。なんか30~40 年ぐらい前にありそうなコンセプトだなー。礼真琴、舞空瞳のパフォーマンスはそれこそ見事でしたが、特に琴(礼)にスペインものが合うかというと…。精悍にマタドールを演じていたけど、なーんかコレジャナイ感も漂うんですよね…。

前半は、男役がガウチョスタイルが多かったこともあり、場面の違いも今ひとつ希薄で、同じような場面が続くなーという印象。なんだかんだ見終わった時に一番印象に残ったのが「NINJIN娘」だったという…ww。トシちゃん(田原俊彦)がNINJIN娘を歌っていたのは私が小学生の時でしたが、自分がトシちゃんだとして「You、次の曲コレね」と渡されたら全力で拒否るなーと思ってて。まさか40年後にその曲をタカラヅカで聴くことになろうとは…ww。しかし、ダイスケ(藤井氏)もなかなか独特の趣味ですよね…。そしてそれを惜しげもなく作品にぶっ込んでくるところが、「格調の高さ」から自作を遠ざけているような…。

芝居に出ていた専科の万里柚美(前組長)、美穂圭子も引き続き出ていましたが、芝居はともかく、ショーでは美穂さんにちょい歌わせすぎじゃないかなーという気も…。有沙瞳、小桜ほのか、瑠璃花夏あたりで分けても良かった気がします。美穂さんに全く恨みはないですが、基本どれも同じ調子で歌い上げるので、若干胸焼けする、みたいになるんですよね…。美穂さん、結構ダイスケショーに出てますよね。オギー(荻田浩一氏)ショーに出まくっていたシビさん(矢代鴻)化してるなー。柚長(万里)のショー出演は、里帰りのご愛敬という感じでした。

あ、特にショーは小桜ちゃんをオペラで追っていましたww。やっぱいいわ~。もう少しアイメイクを工夫してほしいなーとか思いつつ、随分ビジュアルもすっきりしてきたし、何より美声。ダンスも悪くないですよね。くらっち(有沙)ももはやいちいちさすがの域に達していますが、小桜ちゃんもワンチャン娘1があってほしい生徒です。

あと1人、すごく気になった生徒が…。なんと!天飛華音なんです(照)。もともと全く好みのタイプではないのに、芝居もショーもいちいち視界に飛び込んでくる。さらには小桜ちゃんの次ぐらいにオペラで追ってしまっていました…。ショーの女役とかドギマギしちゃったしww。好みは別として、もともと華があるのは認めていたのですが、やっぱり華やかですよね。やはりダンスが良くて、ものすごく目を引く。身体能力の高さがかなりうかがえました。しかし、イヤよイヤよもなんとやらで、既にアマトに心を奪われてしまったのかもしれない…。そしていつかそれを認める日が来てしまうかも。

長くなったので、とりあえずこのあたりで。トップコンビのことなど続きはまた書くかもしれないし、書かないかもしれませんww。