空手にして来たり、空手にして還る | おてらさん

おてらさん

大分にある臨済宗のお寺さんです。

夏休みも終わりに近づいたある日、とある高校の空手部の生徒さんがやって来ました。

引率の先生曰く

「メンタル弱いヤツを連れてきました、ぜひ鍛えてやって下さい」

聞くと、試合前などに緊張してしまう子がいるんだとか。

 

 

けれども私は思います、心が弱い子なんて居ないのです。

そもそも心には強いも弱いも無いもの、強いとか弱いとかは、その人の思い込みでしかないのです。

さすが強豪校の選手達、とっても礼儀正しく、真面目。

でも、全員初心者だったので、時間をかけて坐り方など説明させていただきました。

大切なのは姿勢と呼吸。

無になるとか、悟るとか、心を鍛えるとか、そんなつまらんことは考えなくてよいのです。

坐禅のあと、お茶を飲みながら「空(くう)の心」についてお話をさせていただきました。

かたよらない、こだわらない、とらわれないってやつですねw

 

緊張しいな男の子がいて、先生から「こいつがどうしても緊張してしまうんですわ」と紹介されて申し訳なさそうにしておりましたので

「緊張したっていいじゃん!」と、全力で肯定しました。

緊張してしまう自分もまた自分なのだから、否定しちゃ可哀想です。

緊張しても良いんです、大切なのは「そこに心を留めない」ということ。

どうやったって時間は流れてゆく、全ては変化してゆく、だから、心も留まることなく流れに乗ってしまえばいいんです。

 

かたよらない

こだわらない

とらわれない

 

勝ってもおごらず、負けても腐らず

ただ、自分を磨く

真の勝利はその先にあると思うのです。

 

 

 

 

余談ですが、タイトルの空手は「からて」ではなく「くうしゅ」と読みます(^-^)

 

 

 

 


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