ポーチのオーダーが入ったので布探しをしているところですが・・
このご時世で生地屋さんは大忙し。今頼んでも発送は6月1日!!
近くに生地屋さんがないってホントに不便です。
どこか対応の早い生地屋さんないかな~?って探していたら
なにげなく目に入ったこの生地
これ、わかりますか?
っていうか、今もこのお菓子、売っているのでしょうか?
チェルシーっていう、バター味の飴っていうのでしょうか。
3種類の味があるのでパッケージの色も3種類。
この生地はもう販売期間が終了してしまったようで今は買うことができないのですが、
見た瞬間「欲しい!!!」って思ったので、買えないのは本当にがっかりです。
わたし、このチェルシーというお菓子が嫌いなんです。ぜんぜん美味しいと思えませんでした。
でも生地は欲しい。バッグの裏地にしたい。ずっと見ていたい。
話は34年前に遡ります。
私には小学校1年生からずーっと好きだった人がいます。小学3年生のときから毎年バレンタインとお誕生日にプレゼントを欠かさず渡し、その都度告白をしていましたが(お手紙渡すだけね)いつも撃沈!!
それでも諦めずに毎年毎年告白してました(手紙で)。でも、まったく振り向いてもらえませんでした。
ホワイトデイのお返しはもらったことがなく、というか、その時代はお返しなんて今ほど定着していなかったのでもらえないことは気にしていなかったように思います。
小学6年生のバレンタイン。今までずっと同じクラスで(なんとその人は学年でただ一人だけ6年間ずっと同じクラスでした!)いたけど、さすがに中学行ったら絶対同じクラスにはなれないとわかっていたので(だって10クラスあるのですから)告白も気合入れました。(でもやっぱり手紙で)
返事も欲しい!!とグイっと押しました。(もちろん手紙でね)
でも、やっぱり何の返事ももらえず、というか「よくわかんない」と言われたのです。
母となった今なら、小学6年生の男子が告白されたことに対して「よくわかんない」という気持ちはわかります。小学6年生男子はそんなことわかりません。応える方がキモい。
私には息子はいませんが、それでも娘の話を聞いていればわかります。
フラれたまんま卒業かー。と思っていた卒業式当日。
実はその日は私の誕生日でもあったのですが、なんと、なんと、、、、
ずーっと振られ続けていた彼にバレンタインのお返しと誕生日プレゼントをもらったのです!!!!
私の大好きなドナルドダックのマグカップとチェルシー3箱!!!!
!!!チェルシー3箱!!!
私はチェルシーが嫌いなんですよ。すでにこの時。
もう、ホントに悩みました。なぜチェルシーなのか。
しかも3種類コンプリート。
だから、ずっと食べずに取っておいたのです。最初にお嫁に行くまで。
マグカップも、それまでずっとずっと毎日毎日使っていましたが
お嫁に行くことが決まり、結納が済んだ次の日に
紙袋に入れて割りました。忘れなきゃ、と。
時が経ち子供が生まれ、二人の娘に恵まれましたが、
何はともあれ「だらしない女の子になるな」
という方針で育てました。勉強とか習い事とかそんなことよりも
「だらしない人間」にならないことが一番大事だと。
たぶん、自分がフラれ続けたのは「だらしない女の子」だったからではないかと気が付いたのです。
大好きだった彼は、とっても優しくてちゃんとした人でした。優等生タイプではないのですが、成績もいいしスポーツも一所懸命にする。そして字がきれい!!
そんな素敵な人がだらしない女の子を相手にするわけない、と大人になってから気が付いて、娘にはそうなってほしくなかったから、そこは厳しくいきました。
そしたら二人とも、男性を見る目が厳しくて・・・(笑)
ま、そんなことは別に彼女たちの人生ですからいいんですけど。
チェルシーの布を見たら、ふと昔を思い出してしまいました。
そしてその模様をずっと見ていられたら幸せだろうなーと。
今は子供の時に住んでいたところからまったく遠いところにいるし、同級生とはだれ一人繋がっていないので、大好きだった人が今どうしているかさっぱりわかりません。
結婚してるのかなぁ。してるよな、きっと。
6回も結婚したって知られたら、やっぱり引くだろうなぁ。
今でも夢に出てきてくれます。学生のときのまま出てきてくれることもあれば二人とも大人になっているときもあり、おしゃべりしています。
同じクラスだったときは恥ずかしくてまったく話すことなんてできなかったのに、夢では話せます。
なんでだろうか、今でも好きなんです。
死ぬ前に一度でいいから会いたい人ですね。相手は迷惑でしょうけど(笑)