はじめに

 

「今年こそは、家中をスッキリ片付けたい!」 

そう意気込んで、週末にリビングの大きな棚やクローゼットの扉を全開にしてみる。

でも、あまりの物の多さに途方に暮れて、結局元に戻して終わってしまった……。

 

新しい一年が始まって2か月が過ぎましたが、すでにそのような経験をされた方もいるのではないでしょうか?

 

片付けで挫折してしまう最大の原因は、最初から「大きな空間」に手をつけてしまうことにあります。

 今日は、整理収納のプロとして、そして「決断」をテーマに発信している私から、リバウンドしない「最小の片付け術」をお伝えします。

 

片付けは「収納」ではなく「整理」から

 

まず、言葉の定義を整理しましょう。

 

 多くの人が「片付け」だと思っているのは、実は「収納(物を収めること)」です。

でも、パンパンの空間に無理やりパズルのように物を詰め込んでも、それは一時しのぎに過ぎません。

最初に行うべきは、「物の整理」です。

 

整理とは、そこにあるすべての物を出し、今の自分にとって

  • 「要るもの」か

  • 「要らないもの」か この二択を、淡々と見極めることから始まります。

感情を入れすぎず、今の自分の生活に「機能しているか」という視点で仕分ける。

(仕分けについての心構えはまた別のブログで!)

 

この「検品」が終わらなければ、部屋が整うことはありません。

ちなみに、多くの人が陥りがちな「機能的」と言われている収納道具を買い足す行為も、

「片付け」ではなくただの「一時しのぎ」です。

 

まずは「物を整理する(要不要を分ける)」ここから始めなくてはいけません。

 

 

なぜ「小さな場所」から始めるのか?

 

大きな空間から始めると、仕分ける物の数が膨大になり、脳が「決断疲れ」を起こしてしまいます。 

「面倒だから全部捨てちゃお!」→後で後悔することってありますよね?

だからこそ、まずは「小さな場所」から成功体験を積み上げることが大切です。

 

私が一番におすすめしているのは、毎日使う「バッグの中」です。

バッグは、いわば「持ち歩く自分の部屋」のようなもの。 

まずはバッグの中身をすべて机の上に出し、レシート、期限切れのアメの袋、使っていないペン……それらを淡々と「不要」というボックスへ入れていきましょう。

 

「要るものしかない状態」になって初めて、「このポケットにはメモ帳を入れる」など、「物に住所を与えてあげる=収納」の段階に入れるのです。

 

「常に整っている状態」を習慣にする

 

バッグの中という最小の空間であれば、整理整頓にかかる時間はわずか。 

そのわずかな時間で、「要るものだけが、常に同じ場所に入っている」という清々しい状態を作ることができます。

この状態になれば、出掛けた先でバッグの中をガサゴソと探し物をするという恥ずかしいことをすることがなくなります。

 

この「常に整っている状態」をキープする習慣が身につくと、不思議なことに、家の中の他の場所に対しても「要る?要らない?」というセンサーが鋭くなっていきます。

 

小さな場所の整理を積み重ねた先に、大きな空間の平穏が待っています。

 

おわりに

 

片付けは、人生の優先順位を整理する作業と同じ。 

大きな山を動かそうとするのではなく、まずは手元の小さな空間から一歩を踏み出してみましょう。

今日、お仕事から帰ったら、まずは自分のバッグの中を「検品」してみませんか? 

 

バッグの中を整えるようになると、皆さんのバッグ選びもきっと変わるはずです。

もう「ポケット何十か所もあります」というキャッチコピーに惑わされることもなくなるでしょうウインク

 

 

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