行って来ました。柴田さんが第一声で「こんなくそ暑い日にお越しいただいて・・・。」もう梅雨が明けたのかと思うぐらいの暑さでした。ここ3日間朝から一日中クーラーの中にいて散歩もできなくてグダグダした毎日を過ごしたせいか、12時過ぎに家を出てもう汗だくでした。町田に着いたら首から汗が垂れて来て、アッと思ったら気が遠くなるような嫌な感じでしばらく駅の手すりにつかまりました。
イヤー大変でした。洋服の上着とマスクを外し、しばらくそのまま動けなくて何人かが「大丈夫ですか」声を掛けられ、「大丈夫と答えるのがやっとです。帰るにも帰れない・・しばらくお茶を飲んでユニクロのスーパーでポカリスエットを1本買って、少し休んでギリギリに市民フォーラムへ着いた訳です。
やはり少し脱水気味だったのかもしれません。
一部は浴衣を着た4人が登場でした。やはり日本の七夕は浴衣が似合います。黒1点の榛葉さんは浴衣が似合います。みなさん明るい色の浴衣で素敵でした。
本日のプログラム
① 三人のハーモニーがそれぞれの声が綺麗でした。
低音は榛葉さん・ソプラノは水戸さん・メゾは高橋さんです。アレンジも素晴らしかったです。
七夕とは言えプログラムは殆ど洋楽と言うか歌曲になっていました。
➁は♪高橋さんの『優雅な月』
柴田さんは音大卒業と共に町田イタリア歌劇団の合唱団にいたあの高橋さんが今は活躍して立派になったと感慨深げに話してくれました。
歌は美しいメロデイで聴いたことはある曲でした。榛葉さんが歌ってくれたかしら?。この頃記憶も遠のくばかりです。
③ 『遥かなるサンタ・ルチア』♪榛葉さんです。もう一つの『サンタルチア』よりこの方が何だか懐かしいです。サンタルチア湾での思い出が重なって私も郷愁に似た思いがこみ上げて来ます。まだ気分もすぐれなくて目をつぶって聴いていました。懐かしい思い出が一杯あります。
ロンターノ(遠い)あの地は何回も訪れた街で隅々まで知っています。
④『暁は光から』♪水戸さんです。榛葉さんも良く歌ってくれました。希望の光を月に見立ててとの説明が有りました。私は初めてだと思いませんが、初めての様な水戸さんのソプラノは美しかったです。ちょっと感じのいいお姉さんの感じです。
⑤『ラ・ジョコンダ』より”船乗りの星よ”初めて聴くアリアです。柴田さんの説明では船乗りのエンツイオ恋人との愛が無事であります様に恋人ラウラが歌うのだそうです。よく意味が伝わらない・・。航海が無事であります様に祈るようでした。浴衣を着てこの歌を歌う高橋さん・・とても初々しく感じられると共に歌いにくそうに感じます。オペラ・アリアを浴衣です。そして袖に下がる時はスズキのように下を向いて静々と・・・。
⓺『ルイーザ。ミラー』より”静かな夕べに星空を見ていた時”♪榛葉さんです。
内容は柴田さんの悦明が有りました。・・裏切られたと勘違いしたロドルフォは、「あの涙は何だったんだ!私を裏切ったのか!」と嘆き怒る時に歌うアリアです。怒りに満ちた迫力のある激しく始まった歌は、思い出の場面は穏やかな歌声が会場に響きます。やはり今日も絶好調の榛葉さんでした。
⑦は『星の願いを』♪水戸さん。この曲は七夕らしく歌ってくれて最後は日本語を交えてのソロが綺麗に会場に届きました。
⑧はミュージカル『レ・ミゼラブル』より”愛に溢れて”♪3人の3重唱です。
3人の演技も入っての上演ですから高橋さんがとても笑わせてくれます。
役はコゼット水戸さん・マルユス榛葉さん・エポニーヌ 高橋さんでした。
コゼットとマリユスの愛し合う二人を見つめるエポニーヌ 高橋さんですから。とても可笑しく笑わせてくれます。高橋未来子さんは歌っている時と演技している時と喋っている時の差が大変激しく印象が変わります。普通は自然体でとても気さくな愉快な方だと思いますが歌い出すと別人になったかのように違っています。上手く表現できないです。
一部休憩は15分
二部は私の気分も落ち着いてきて良かったと・・。
⑨歌劇『チェネレントラ』より”何が分からない甘美なものが”初めて聴くオペラ・アリアでした。
柴田さんから「この曲を歌って欲しいと頼まれて榛葉さんは初めての高音女声で言うコロラトゥーラ、テノールを歌う事になって、初めてだけれどと引き受けてくれた」と話されました。ロッシーニは難解ですと榛葉さんでした。
榛葉さんはそれが気になって今日はそれが心配で・・と話していました。高橋未来子さんがこれが歌いたいと申し出られたみたいです。
どんなものだか説明が有りましたが柴田さんの説明ではシンデレラ物語との事でした。いざ始まってみると二人の息の合ったアリアはびっくりするほど自然でそして、訳分からないと思っていた内容がとても易しいイタリア語で本当に素晴らしかったです。榛葉さんは勿論高音も出ましたよ。素晴らしかったです。高橋さんも申し出ただけあってそのメゾはソプラノかと思うくらいに迫力がありました。最初は榛葉さんは客席の後ろから出てきました。気配を感じたら颯爽と舞台に上がる榛葉さん・・いい薫りがしました。(笑)
最高のアリアでしたブラヴィ出ましたよ。柴田さんも大喜びでした。
(ピアノ土屋麻美さん)
⑩『猫の二重唱』を七夕バージョンです。♪水戸さんと高橋さんです。にゃーんとか言わないのですが二人のバージョンですから舞台も会場も巻き込んで「彦星何処にいるのかなと探し回って」います。会場のどこにいるか水戸さんが「いない」の繰り返し・・会場にも男性が沢山見えていましたから・・沸きに沸いて舞台から柴田さんが出てきましたが「ダメ居ない」と却下され
最後は榛葉さんが出て来て二人の織姫猫はに引っ張りだこでした。最後は榛葉さんのうちわを顔にして柴田さんが出て来て二人ずつで、めでたしめでたしでした。
⑪『愛の妙薬』より”そよ風に聞けば”♪榛葉・水戸さんです。
これはもう何回も聴いています。1幕の最初のネモリーノとアデイーナの二重唱です。結婚を申し込まれたアデーナにネモリーノも自分でも好きだと言いたいう場面です。
演じる二人も生き生きと、やはりオペラを演じる榛葉さんと水戸さんは歌う事が好きなのだろうと楽しそうに歌ってくれました。
⑫『アドリアーナ・ルクヴルール』より ”苦い喜び責め苦”♪高橋さん。
メゾの曲は殆ど知らないですがメゾの伸びのある力強い歌声・・高音の喜びの表現・苦しみの表現が素晴しい。初めてとは言え心に伝わるこの高揚感は何なのだろうと圧倒されました。
視えない物を感じるそんな感じ思わずブラヷァが7出ていました。素晴らしかったです。
⑬歌劇『マノン』より♪榛葉さん
テノールの美しい声とで優しく歌ってくれる榛葉さんです。この曲は本当にきれいな美しい曲ですと柴田さんは表現しましたが、抒情的な雰囲気が漂うこの歌は、フランス語ですから・・。
でも榛葉さんが歌うピアニッシモ良かったです。
⑭オペラ『ルサルカ』より”白銀の月よ”♪水戸さんです。
人魚姫が人間を愛する恋心を歌ううたです。良く聴いた歌でした。美湖さんが歌ったと思います。美しいメロデイが印象的です。ドヴォルザーク作曲でしょうか。オペラで歌われるアリアですか。歌劇としてあるのか知らない事ことばかりです。
⑮喜歌劇『こうもり』より”泣き泣きお別れ”を3人です。ロサリンダを三田さん。アイゼンシュタインを榛葉さん・アデーレを高橋さんです。これはもう何回も見ていますので榛葉さんがちょっと説明されました。泣き泣きは本当の悲しんでいるのではなく内心は喜んでいるのだという説明されました。
とても面白おかしくオペラは素晴らしいと思っています。魅せられた「こうもり」本当に御苦労様でした。
(榛葉さんのブログから)
アンコールを榛葉さんがソロで『星は光りぬ』でした。柴田さん有難うございます。最後のソロのアンコールです、いま『こうもり』が終わったばかりなのに最後に榛葉さん素敵な歌を本当に
有難うございました。
最後は七夕さまを全員で合唱して終わりました。
暑くてどうなるかと思っていたコンサート無事に最後まで勤めてお見送り写真もたくさん撮りました、帰りは私の身体を心配して横浜線ホームまで付き添ってくれたKさんほんとうに心強かったです有難うございました。
今日も間違いあり舞す。後で直します。