6月11日快晴の暑い日です。 久し振りの浜離宮朝日ホールへ行って来ました。     

 

 

 

プログラム

 

 

昨年は榛葉さんの喉の調子が悪くて・・今年は3人が揃って温かい拍手に迎えられての舞台に立ちました。

 

いきなり川村さんの腕が左右に動き、アカペラ『いざたて戦人よ』が始まりました。勇ましいハーモニーです。主旋律を榛葉さん二人のバリトンがは寄り添いながらのカッコよさに圧倒されて静かに聴き入る会場の雰囲気です。

 

更に続いてアカペラ『北帰行』です。益々会場は聴き耳を立てて静まり返りながらその朗々と歌い続けるハーモニーの世界に・・こころを奪われる感じです。

 

続いてもまたマスカーニ―の『アヴェ・マリア』です。これもアカペラです。オペラ・カヴァレリア・ルスティカーナの中で歌われる曲です。

 

この曲はこの3人が美しいハーモニーで歌う最高のプレゼントに感じました。難しい曲で、一人ひとりが違う音階で、その混ざり合う音の響きが見事としか言いようがない美しさを持っていて

本当に感激です。濱野さんが編曲を担当されたとの事、濱野さんは「そんなに難しくした訳ではなかったけれど最後まで3人が練習していたのを見て難しかったかなーと思った」との言葉を添えてくれました。

 

3曲続けてのアカペラ、この3人だからこそ成り立つのだと思いました。

 

(榛葉さんのブログから)

 

ここで3人の自己紹介です。相変わらずのトークで盛り上がります。

 

今年はプッチ―二の生誕100年で色々ところでプッチーニづくしです。この男祭りでも3曲をソロで歌ってくれました。

 

ジャンニ・スキッキの『そっくりな声だったろ?』を♪川村さんです。

 

オペラの場面を再現しているかのように生き生きと表現してくれます。見事なアリアを水を得た魚のように表情ももっともっと豊かに・・です。どんな表現をされるかと期待大でした。川村さん凄かったです。bravo!

 

♪榛葉さん『誰も寝てはならぬ』ヴィンチェロ・・・!高らかに歌い上げる勝利への思いドット姫への愛も熱烈に歌い上げるアリアです。榛葉さん素晴らしい愛を会場に届けてくれました。

 

♪今井さんの『静かだ!誰もいない』これは以前、今井さんの出演した二期会で演じたのを見に行ったのを思い出しました。『修道女アンジェリカ』と『ジャンニ・スキッキ』の3部作でした。

 

妻の浮気の相手を探る苦悩する夫の役でダンテの神曲の地獄変を題材にした?と説明があったと思います。暗い曲ですが苦悩する今井さんの表現・・底力のある圧巻の声と演技とが有りました。

 

それぞれのソロ3曲が終わって

今度は3人がとても珍しいアリアを聴かせて見せてくれました。

 

『星は光ぬ』『私の名前はミミ』『冷たき手を』3人で歌うこの歌がまた素晴らしく良かったです。

 

3つの作品は共にストーリーに添って進んで行きます。それぞれが短く切った小節で物語を続けて行くその見事な連携が素晴しくそれぞれが成りきって歌に集中しながら物語が進み一緒になってハモル・・・そんな感じ・・例えば、川村→榛葉→今井→川村→榛葉→今井→3人と言うようにです。それにたまにはピアノ濱野さんに榛葉さんから『私の名前はミミ』のところで濱野さんが「シー」(そうです)と言うのです。

 

とても面白かったですが真面目で素晴らしかったです。

 

休憩をはさんで二部が始まりました。

 

会場から3人か左から今井さん・右から榛葉さん・後ろから川村さんです。

『新相馬節』が始まり次に『ソーラン節』と会場のボルテージは上がりっぱなし手拍子もいつの間にかみんな全員が一緒になっての一体感のあるコンサートです。

やっと『会津磐梯山』で舞台に戻って来て来ました。とっても楽しい雰囲気です。

 

3人は憧れの浜離宮朝日ホールの響きが良くて楽しくアンサンブルが出来て嬉しいと言っていました。やはり普通の歌声ではないやはり違うバージョンで歌っていたのだと実感しました。その声の素晴らしさは生声で隅々までいきわたる声量ですから、、ましてや会場のを動きながらのアンサンブル・・・素敵でした。

 

 

この他にもお祭りの思い出話が有りましたが割愛します。

 

続いて『まつり』イヨマンテ』と祭は続くの有名な曲ばかり、この3人のハーモニーの良さは言うまでもありません。素晴らしすぎです。

 

『闘牛士の歌』はカルメン・・スペインの牛の祭りです。これはバリトンの二人♪今井さんと川村さんです。私のメモには「聴かせる、聴かせる」とベタ褒めでした。

 

♪『ラ。ダンツア』先日中畑さんの時も歌ってくれた曲です。ナポリの曲らしいです。川村さんが踊り明かすぐるぐる回って」踊ってくれた歌です・・ナポリの蜘蛛タランチュアのと説明があったのですが・・。

 

何しろ早口でよく口が回ったねと今井さん川村さんでしたが、とても滑らかな凄いとしか言いようが有りません。

 

最後の4曲はサンレモ音楽祭で歌われた曲で有名になった曲との説明でした。ですから最初は『ヴォラーレ』『頬にかかる涙』『君なしに生きていけない』『アル・デイ・ラ』でした。良く聴いている曲懐かしい感じ・・知っているようで良く聴いてみるとイタリア語でした。やはり日本語で聴いていたのでしょうか。『アル・デイ・ラ シ・セイ・ツウ』素敵でした。

 

アンコールは3人の歌う『コン・テ・パルテイロ」』です。心を込めて「コン・テ」「コン・テ」と歌ってくれて本当の涙が出てきました。有難うと言いたかったです。身に染み入る「コン・テ」です。

 

あっと言う間に終わってしまいました。素晴らしい歌のお祭り間の数々、素晴らしいハーモニー、一人ひとりが生きている驚きの行間のから流れ落ちる歌に対する愛情、素晴らしさ、男たちの一体感とこの3人のお息の合ったお喋りの楽しさ・・・まだあるかな?数え切れないほどの

楽しさをありがとうございました。本当に最高の男祭りでした。ご苦労様でした。大きな大拍手で終えた男祭りでした。

楽しかったです。

 

書き足りないことたくさんあります。号外も出ました。間違いもあります。後で直します。

写真は撮れませんでした。榛葉さんのブログから借りています。お許しを。