今日は町田イタリア歌劇団オペラ『蝶々夫人』に行って来ました。いいお天気です。1時開演ですから早めに出かけました。3日4日と両日完売に人気ぶりです。

私も何回も見ているオペラですから、どんな演出で行われるかが興味がありました。

 

 

 

演出は川島慶子さんですが、顔は知らない人と思っていましたが、今日柴田さんが紹介され、びっくりです。

いつもお世話になっている方でした。何だか気安く話をさせて頂いていた人でした。本当に申し訳ないと思っています。

 

あらすじはよく知っている・・。オペラのピンカートンの悪役を今回榛葉さんが憎いほどのピンカートンで演じました。

「運を天にまかせて錨をおろし、どこの国でも美人を手にいれる」歌いました。蝶々さんとの結婚も、アメリカに戻るまでのものだと語るピンカートンをシャープレスは本気で愛し、信じきっている蝶々さんに、そんな真似は慎むようにたしなめるけれど、ピンカートンはどこ吹く風の如くききいれない・・そんな軽い気持ちのピンカートンが蝶々夫人との結婚が始まります。

自分の宗教も捨て家族にも感動され不安の中で歌う二人の愛の二重唱が印象的です。『ビエニービエニー(おいでおいで)』と歌いながらの場面は美しい場面でもありますが今回は特にピンカートンの甘い男の身勝手さが感じられる歌に聴こえましたした。

ピンカートンもその瞬間は愛していたのだと思うしないと感じました。

 

 

一幕は榛葉さんの声は伸びやかで自信に満ちた声で歌ってくれました。

 

2幕は
前幕から3年の時が流れ、蝶々さんとスズキが、アメリカに戻ったピンカートンの帰りを待ち、ピンカートンの帰りを疑わしく思うスズキを、蝶々さんは語気を強めてたしなめます。有名なアリア『ある晴れた日に』を、自分に言い聞かせるように力強く歌います。そこへシャープレスが、ピンカートンからの、手紙の内容を伝えにやってきます。彼の帰りを信じ、駒鳥が巣を作る時期がアメリカと日本では違うのかしらと尋ねる健気な蝶々さんを前にしては、蝶々さんと縁を切る旨が書かれた手紙を言い出せません。3年の間に生まれたピンカートンとの子どもを連れて来て、ピンカートンに子どものことを知らせてくれと頼みます。

 

ここからピンカートンの冷たさが現実にやって来ます。

 

 

 

港から砲声が聞こえ、ピンカートンの乗艦が入港する音だとわかります。蝶々さんは、自分が信じていたことが合っていたのだと、誠実の勝利と嬉し涙にくれます。喜びに震える蝶々さんは、スズキと庭で摘んだ花を部屋いっぱいに撒き二重唱『さくらの枝をゆさぶって』を歌い子どもと共に、穴をあけた障子から外を覗いて、ピンカートンの帰りをじっと待ちます。

喜こびと悲しさが続くこの場面は切なく悲しい場面でいたが、登場する息子が登場しますがその子役に気を取られて会場が少しざわめいた感じがします。この結末を知っているせいか何故かシーンと会場が水を打ったように・・・音楽が流れここでのピアノは日本の昔からの音楽が流れて夜明けまで来ない人を待ち続ける蝶々夫人の悲しさが伝わる2幕でした。

 

3幕は
ピンカートンの来ぬまま朝を迎え、スズキは蝶々さんに休息をすすめます。寝所で蝶々さんが休んでいる間に、ピンカートンとシャープレスが訪れます。

 

スズキは2人に、この3年間、ピンカートンの帰りを待ち続け、ピンカートンは、蝶々さんの純粋な愛を目の当たりにして、ピンカートンは罪悪感によって深く打ちひしがれ、自身を恥じて余りに卑劣なことで自分の口から蝶々さんに告げることはできず、去ってしまう。このときピンカートンはアリア『さらば愛の巣』を歌う。

後悔の気持ちで耐えられないとやっと気が付いた男の身勝手さ、アメリカ人の文化か何かわからないけれど、このオペラの物語はここが有ればこそ良かったのではないかと思います。

 

(親御さんの許可を貰っての写真です。)

 

起きてきた蝶々さん、ケイトや、その場の様子に全てを悟ります。子どもの幸福を願い、離れることを決意します。ケイトにも、自分のことなど忘れて、幸せになるように言います。
「名誉のために生けることかなわざりし時は、名誉のために死なん」(30分後に父の遺品の短刀で自らの命を絶ちます。そこへピンカートンとシャープレスが駆け込んできますが、すでに虫の息の蝶々さんは、絶命します。側に崩れるようにピンカートンはひざまずき、幕を閉じます。

   

 

※素晴らしいプチ―二の作品だと思います。日本人の心がたくさん詰まったオペラです。こんなにも音楽を含めていろんなことを混ぜてそして歴史のでの日本を外国の人・プチ―二がよくぞと思います。凄い人だったと感じます。

 

全幕オペラ・歌を歌ってくれたと思います。特に榛葉フアンですから二幕は殆ど蝶々夫人の歌やスズキとの二重唱など印象に残りましたが記すことが出来ません。すみません。感動の約二時間半余りだったと思います。川島さんの演出は特に分かりやすく想像する世界も含めて丁寧に演出されていると感じました。特に終演後に話を少しさせて貰いましたがやはり分かりやすく演出したと言って下さいました。蝶々夫人の宮川さんも貫禄ある蝶々夫人を凄いエネルギーで表現してくれたと思います。シャープレスの井上さんも舞台での存在感あり楽しませていただきました。榛葉さんも2幕こそ出番なしでしたが。中々素敵なピンカートン声量も二重唱・三重唱も素晴らしく聴きごたえある舞台でした。特に初めてのオペラだと言っていた友人からはすごく榛葉さんかっこよかったとの事でした。後はスズキ役の織田麻美さんも素晴らしかったです。人気は子役の女の子で男の子をやった山村美織ちゃんでした。立派でした。書き足りないこともありますが、合唱団のみなさんその他の出演者のみなさん本当に御苦労さまでした。

 

有難うございました。間違いありますと書きつつ、私のパソコンは現在Sの字が表現されなくて、故障と言うか強く押さないと出て来ません。ですからさ行が毎回書くたびに出て来ないのです。Sの字は摩耗しているのかと思っていたらキーボタンの間にごみと言っている人もいて中々むつかしい。時間がかかります。変換ミスもありますが、ミスではなくてS字が打ち込まれていない場合もあります。調べて見ても5字ぐらいは何時もあるのです。気になる方はSを入れて判断して下さい。

 

例 しんばさんと入れると印旛餡か印旛あんと出てしまうのです。間違いあります。後で直します。すみません。