春を思わせる天気です。今日は長津田、みどりアートパークホールへ行ってきました。

少し早く家を出たつもりでホールへ着いたと思ったら、エレベータ降りたところから列が溢れるくらいの人人人の波でした。最後尾が何処かもわからない状態でやっと最後尾を探して並びました。今日はゲストに今井俊輔さんを迎えるという事は、凄いことになっていました。

 

        今日のゲスト今井俊輔さん。ポーズ撮ってくれました

 

プログラム

 

① 『禁じられた音楽』 子供が歌う歌ではないと母親が禁止し音楽曲だと、いつも聴く歌でしたが今日は3人でのソロが入りました。

 

ソプラノ小林絵里香さんから始まるかと思っていましたがバリトンの今井さんから歌い始めて・・びっくり・・その声はバリトンで聴いたのは初めてなのでその声に驚き、バリトンも素敵と思ったほどでした。続いてソプラノ小林さん、高いソプラノでした。そして榛葉さんは♪Vorrei baciare (キスをしたい)から始まり熱情的な言葉が続いて・・。3人の合唱になり最初から盛り上がって・・Vorreiという言葉の響きがまた3人のハーモニーがより素晴らしく素敵でした。

 

 

➁♪Vorrei『そうなって欲しい』を小林さんです。この曲その題がヴォレイです。この曲は初めて聴く曲でした。今回のドリーミンコンサートは「求めても叶わぬ愛」を歌うとしているのでまだ愛が成立していないのだと感じました。綺麗なソプラノです。ドレスが最初の大きな青とかピンクの柄から赤いドレス変身した絵里さんでした。

 

③♪今井さん『喜ばせてあげて』 これも初めてだと思います。バリトンで聴く今井さんの久しぶりの声はもの悲しく歌う感じで、ピアノの伴奏が途中で終わってもまだ続きを歌う声が会場に響きました。かなわぬどんな愛だったのだろうと静かに聴き入りました。

 

④♪榛葉さん 『カタリカタリ』カタリーナを思い歌うカタリカタリです。何時も聴いているテノール榛葉樹人のかなわぬ愛の歌・・心に沁みました。テーマがあるとアリアを歌うその心もより深く感じるものだと思いました。

 

 

➁③④とそれぞれのソロ、高さも深さも違う素晴らしさ感じると司会もやってくれている吉田さんが言えば榛葉さんは音域も違い声質もちがうクラシックのそれが素晴しいと説明が有りました。

 

今日の司会もピアノもすべて一人で頑張ってくれた吉田幸央さん

 

次はマイクを使っての歌謡曲です。吉田さんはマイクのつかい方がプロと言っていました。

⑤♪榛葉さん『初恋』 村下孝蔵

石川啄木の初恋ではなくフォレスタで歌った歌との曲です。

軽やかにリズム乗ってのちょっとポップスの様な歌、楽しそうでした。

 

⑤♪今井さん 布施明の『慟哭』大事に歌いたいと今井さんです。カルーソとの吉田さんの説明が有りましたが、布施明がカルーソを歌ってただろうか???。

曲はカルーソでしたが歌詞が日本語でも訳ではない慟哭と言う中身でですがやはりあのカルーソの如く語りかける歌い方、迫りくる内面の苦しさを心を込めて歌う今井さんがいました。

感動でした。初めて聴く布施明の慟哭・・良かったです。私はイタリアのあのギターの弾き語りとピアノのカルーソのが大好きで、布施明の曲は知らなかった。布施明さんの他の曲は知っているつもりでした。

 

 

⓺♪小林さん 『つぐない』絵里香さんのお母様がよくカラオケで歌っていたとの曲。小さい時

意味も分からず覚えた歌との事でした。。今は意味も分かって成人した大人になってテレサテンの歌をいっとりと歌ってくれました。

 

⑦♪榛葉・今井さん二人のデュエット『白いブランコ』この歌は二人で「きゅりあん」で収録での思いでも話・・・二人ともが同じ時期に失恋をしてのその後すぐの思い出話で盛り上がりました。ジェスチャー付きの同じ歌い方がとても印象的で、それぞれのソロとハモリが綺麗で素敵でした。このレベルの高いハモリはいいなー凄いなーと聴いていました。

 

⑧小林絵里香さんのリクエスト『もしかしてパート2』を三人で歌います。

小林・今井組が1番をうたえば、小林・榛葉組が2番を歌います。3番は3人でですが4番目に追いあの弾く吉田さんも入って来て、それがずっと演技付きの面白くおかしな関係で、歌は真剣で演技で笑わせる・・・それも打ち合わせなしの即興の演技だと吉田さんがびっくりしていました。オペラ歌手が歌う歌謡曲も盛り上がりを見せました。

 

休憩の後

 

 

オペラ椿姫よりハイライトですがオペラを観るがごとく字幕が入りナレーションが榛葉さんと今井さんが入りました。ですから大体の内容が分かるようになっていて50分間のオペラが上演されました。贅沢な時間を過ごさせてもらったと思います。

 

幕は2幕の後半から始まりました。

 

ヴィオレッタの2人の幸せな生活から始まり、そこへアルフレードの父親が訪ねて来て「妹の結婚の為、アルフレードと別れてくれ」の場面、分かれるないと言っていたけれどもジェルモン家の為に分かれる決心をするヴィオレッタ。

そしてアルフレードが帰って来て、愛を確かめ合い、そして別れる決心の元ヴィオレッタは去って行く、息子にプロヴァンスに戻って来て欲しいという場面。

ヴィオレッタの病気の最後の場面が上演されました。

 

想像以上の熱演、特に今日はジェルモンの今井さんがいて父親の苦悩や父親の愛が伝わり

ヴィオレッタのアルフレードへの愛の深さを又噛みしめることが出来ました。今回も榛葉さんのアルフレードの苦しみもすべてヴィオレッタの愛ゆえの決闘までをしっかりと受け止められた気がします。

今日の3人のソロ『プロバンスの海と陸』は美しい声と磨かれた父親の心をより深く伝わって来て遅すぎる父親の懺悔も何もかもが素晴しかったです。

 

 

ヴィオレッタとアルフレード二重唱、小林さんが大きく上手になって素晴らしいヴィオレッタを見事に歌われたのを嬉しく思います。Brava。素敵でした。

3幕遅すぎるとヴィオレッタ『さようなら過ぎ去りし日々よ』アルフレド帰って来て再び一緒に暮らそうと『パリを離れて』の二重唱は心に届きました。

 

小林さんのジェルモンのを含む3重唱は心に残りました。凄い迫力でのフィナーレをより感動的なものにして痛みも苦しみも亡くなりこれで生きられると息絶えていく姿は深く心に残りました。

榛葉さんもどの場面でもいつも私たちプリモです。3幕のハイライト真摯に演じてくれる榛葉さん今日も素晴らしいアルフレードをありがとうございます。

 

今日は3人ともお見送りまでいっぱい皆様のためにお疲れのところを有難うございました。

 

つたないレポです椿姫のハイライトをどう伝えられるのかが不安ですが、大満足の大きな拍手がみんなの気持ちと受け取って下さい。

 

今日来れなかった方たちに伝わったかが心配です。とにかく凄く良かった公演でした。

 

アンコールは『乾杯の歌』『いつでも夢を』でした。

間違いあります。後で直します。