11月15日静岡に行って来ました。くもり空に少し肌寒い感じで冬の装いで一枚多く着ました。
静岡も久し振りです。札ノ辻クロスホールは新しいホールです。迷いながらもたどり着くことが出来ました。
札ノ辻クロスホールは榛葉さんの地元、沢山の人です。満席に近い感じで、いつもの 『O sole mio』から始まり、その声は伸びやかで迫力があり、今日の調子は絶好調という事でしょうか・・長ーく伸ばすところは最高の長さではなかったか」と吉田さんが言っていました。
私もそう思います。地元は気合が入りテンションが高くなると自分でも自覚しているという榛葉さんです。
『城ケ島の雨』『落葉松』『高原列車は行く』『イヨマンテの夜』『長崎の鐘』を何回聴いてもいいです。その歌の情景が見えるだけではなくその心に映る気持ちまでが深く伝わる、感じて響くのですから、そう感じていたら、榛葉さんは「このホールは演奏しやすいホールですから繊細な柔らかい響きも拾ってくれるのでそれを皆さんも感じて欲しい」と言っていました。なるほど、凄く腑に落ちる気がしました。個別説明は今までしてきていますので省略しますがとても素晴らしい曲想に添った歌声が札ノ辻クロスホールに響き渡りました。
特に『イヨマンテの夜』はピアノの音も激しく始まり歌も雄たけびの如くその途中で拍手が鳴り響く感じで最高潮の大きな拍手で鳴りやまない大きな拍手でした。
今日の一部はすべてに力が入っていてやはり地元は会場の反応も気持ちが乗っているのが伝わるのか会場もちょっと違う感じ、温かさが会場を包み込んでいるような雰囲気が有りました。吉田さんとの掛け合いも素晴らしく楽しく会場の雰囲気も本当にお互いを生かす、愉快なトークが続きます。地元っていいなーと思いました。
二部はみんなんで楽しむコーナーです。
全員合唱『ふるさと』『上を向いて歩こう』です。
美しい声が会場一杯です。周っている榛葉さんも笑顔が一杯です。続いて『幸せなら手を叩こうは身体を使って歌いながらの動作も付きます。これが驚きですが、もう合わせたような一致した動作が、同じように響き・・・同じ音しか聞こえない何とも言えない一体感が広がりました。
協力的な皆さんの作業は団結する意思のもとに音となって大地に響く・・そんな感じでした。
質問コーナーでは
➀ 谷村新司さんが亡くなってその人の歌を歌って欲しい。
榛葉さん→ネタバレの様ですがアンコールでその歌を歌います。
後のアンコールの時谷村さんんお群青は谷村さんの事務所に許可願を出して歌っているけれど生きている内に谷村さん自身にも会って聴いて欲しかったと榛葉さんは話をしてくれました。歌い継いでいきたいとも話でくれました。
➁どんな発生の練習をしていますか。
榛葉さん→時間をかけて1時間くらい身体を温めるためハミングから巻き舌やドレミファ・母音をアーア、イーイと1オクターブごとに一気にやるのではなくよりいい声を出しやすい方法を取っている。曲を練習するときその曲を生かせる発声練習を・・スタカート、レガートやってみたり音を繋げて見たり・・そんな説明だったような。
③バリトンからテノールへ変わったきっかけは?
バリトンが歌いやすい音域だった。もう少し軽いのが自分に合う・・音楽活動していく中で、大学から大学院、二期会の研修所に通ううち、バリトンの役は貫禄のある役が多かった事とより自分の出しやすい音→それがテノールのキーの高さだった。最初から高さが出たわけではないが半音ずつ上げていく努力して今の音にたどり着いたと話されました。
ご当地ソングは
➀『ちゃっきり節』これは最初はCMソングだったとか、民謡だと思っていたのに意外でした。
➁『静岡讃歌』を紹介してくれました。この歌は小さい時から自分の心の中に残っていたのだそうです。小学校の合唱団で歌ったことが有る歌で静岡の人たちも知らない歌ではないかと
歌ってくれましたが高らかに歌ってくれる榛葉さんでした。県の名所旧跡見どころなどが入った県歌のような感じでした。
そしてオペラ『誰も寝てはならぬ』素晴らしい歌声で歌ってくれました。今日の榛葉さんは気持ちが乗りまくっていましたので何もかもが最高の出来でもうその言葉しかありません。
最後はこのツアーのテーマでもある『小さな祈り』も心を込めて歌いました。
アンコールは『群青』と『グラナダ』で静岡公演終わりでしたが、最後まで拍手の連続・・・大きな拍手は有難く嬉しいと榛葉さんは言ってやはり地元に帰って来てはじけて気合一杯、気持ち一杯です。ましてや皆さんんの心にも感動の連続があっちにもこっちにも伝わって大きな熱気と共に共感した人たちの笑顔が印象的でした。たくさんの人たちに支えられて幸せいっぱいの榛葉さんを見るのは嬉しかったです。
ツアーの中身はその都度詳しくはどこかで紹介していますので省略しています。
今日は茨木の友達とゆっくり静岡で夕食を取って帰りました。本当に温かい公演でした。楽しかったです。間違い沢山あります。後で直します。
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