耳小骨奇形における診療メモ、

第３０回目アップします。

（コメント）　

再手術　１年後　の診察です。

再手術の結果、

聴力は変化が無かった為、聴力回復は諦めました。

しかし、新たに発生してしまった聴覚過敏を治す為に

３度目の手術の話をしました。

１回目の手術後に、（過敏が無かったという）成功例である

現行の形成ツチ骨を再度使い、

再度コルネラの溝を浅くすることで（＝後戻りする）

過敏を無くしていきたいという話をしたが、

手術をするのは難しいとのこと。

※その他、きぬた骨の様な関節を作成して入れるという私のアイデアは、

構造上の問題（中釣りのきぬた骨は重力でダランと垂れてしまう）で否定されました。

後、耳小骨連鎖を解くことも出来ない。（保険診療上も不可）

聴覚過敏　等の「音質」については、

情報が全く無いし、訴える患者もゼロなので

対処法（手術方法、材質共に）は無いとのこと。

従って、聴力を回復させる目的で、

材質を変えるのであれば、（もしくは手術手法を変える、アブミ骨手術　等）

手術OKとのこと。

・軟骨　または　人工骨

過敏に対して、唯一言っていた意見は、

「軟骨とか人工骨は柔らかいので、柔らかい音になって良い様な気がする…」

という信ぴょう性が低い内容でした。

その他、選択肢は、

「そもそも、何十年も経つと耳小骨接点ずれてきて聞こえが悪化したりすることがある」ので、

その時まで待つ（＝今は諦める）というお話もありました。

（診療メモ）　ここからは、コピペします

【2022/2/1】　１時間以上の診察

（現在の症状）　※事前に提出済み

・左耳のみ聴覚過敏

※同居人の物音がうるさい、公共の場所でもうるさいことが多い（エッジの効いたアタック音）

※家で耳栓している（包丁のカタカタする音、コップの音）

左耳に耳栓付けると、聴覚過敏は無くなる。

※一般的な聴覚過敏では無い（過敏で相手の声も聞こえないとかが一般的なのかな）

先生はいつも、「医学的説明をさせてもらうと、３０年以上ずっと悪かった聴力が良くなってるので響いている」と言う。

それに対し、今回は、しっかり切り込んだ。

１回目の手術では、（２回目の様に）ガポッとハマっていなかったがゆえに、関節としての可動域があって、音の過敏を受け流すような流動性があった。しかし、２回目の手術では、しっかりくっ付けたせいで稼働性が失われて、音がズズズっと過敏に入ってくるようになちゃったんじゃないかな。今回の手術でやって頂いた内容と、僕の聴覚過敏症状から、その考えに至ってしまう。

３回目の手術は、「逆戻りしてください」というオーダーで、例えば下記の様な対策でエッジの効いた音を受け流す様な対策をお願いしたい。当然、聴力回復しないとかデメリット（鼓索神経切れるかも　等）を理解した上で、

再手術をお願いしたい。

・やっぱり、コルネラの溝を浅くしたい

接点は浅くて良い。がっぽりとはめなくて良い。

・出来れば関節を作りたい（キヌタ骨のようなもの）

先生「あくまで、youさんに言われたから再手術やったのではなくて、youさんが話していることも可能性があるなと思って、基本的には私の判断で手術している」

基本的に、手術するには手術適用があって、「聴こえ良くする」「耳垂れをためる？」等が必要。

ここは医師として、ないがしろに出来ない。

今回の要望である「音質」は、どういう術式でどう音質が変わるかは誰も検討していないので、分からない。

仮に、音質が数値化されるのであれば、「～という音質を過敏に感じるのであれば、～という材料を使う」という観点から手術適用が出てくるかもしれないが、分からないんです。

ただ、同じ事をやってもしょうがないので、何かやるとしたら軟骨や人工骨でコルネラを作る、またはアブミ骨手術。

ただ、軟骨や人工骨が音質に対してどうなのかは分からないし、（youさんの訴えに対してどうなのか）

誰も知らないと思う。

医的に証明するなら、おそらく生きたまま、鼓膜の振動をカメラで覗いて、骨と軟骨での動きの違いを撮影で示さないといけない。

私「私も色々な患者さんの話を聞いた上での話ですが、患者さんで私と同じ過敏の訴えをする人はそれなりにいますよね？」

先生「いない」

私「患者さんの訴えベースで、材質ごとの差異はありますか？軟骨だと過敏訴え少ない、形成ツチ骨は過敏訴え多いとかは、分布は無い？」

先生「分布は無い。そういった研究してる人はいないし、過敏症状って当てにならないし、説得力無い。データ化されてないから。」

私「大学病院で年間手術数が年間で30件、10年間で３００件とあったら、「聴覚過敏訴える人」と「材料」のデータが集まっているのでは？」

先生「そういった意味では訴える人いない。訴えるのは、もともと聞こえが悪い人が途中から聞こえが良くなると、悪かった時の聞こえの状態に慣れているから響くというのは、結構、時々いる。だけど、通常、中耳炎とかで途中から聞こえが悪くなった人を手術した場合、どんな材料を使っても響くと訴える人はいない。

そういった意味では、材料に関わらず、訴えません。

先生「聴覚過敏を訴えたのは、私が経験した中で、youさんで２人目」

一人目はアブミ骨手術で、良く聞こえるが、かえって音が響いて困る。

後、上司が手術した人も一人。高齢になってからだと、脳が出来上がっちゃってるからかな～と思ってます。

基本的には、患者さんは響いて困るとは言わない。知ってる限りでいうと「ゼロゼロゼロゼロゼロ」なのでほとんど意味なくなっちゃうと思います。

私「それって、医師の心理みたいなもので、過敏のように患者の訴えだけで、エビデンスが無く数値化されないものは、お医者さんが書こうとしない現実というのがあるのでは？」

先生「それはあるかもしれません、そうだとしたら分からないんです。何かひょっとしたら材質による違いがあるのかもしれません。しかし、そういった纏まった報告が無いので何とも言えない。よく分からないものは検討して解析するのですが、良く分からないってことは大して差が無い場合なんです。明らかに差がある場合は、解析なんてしなくてもほとんどそうなるわけですから。材料による違いは、ほとんどの人にはほとんど差が無いんだと思います。差があるのであれば、解析することも無くほとんどの人がそうなるわけだから。

先生「やるとしたら、軟骨とか人工骨になるが、過敏の訴えを改善させられるかは、分からない」

私「聴覚過敏を無くす手術手技は無いですか？」

先生「過敏を訴えていた前の患者２人も同じことを言っていた。一回、上司が患者さんに聞こえを悪くする様に手術依頼されたことがあるけど、断った。聞こえを悪くすることは出来ない。倫理上も保険診療上も出来ない。身体を傷つけることは基本的には犯罪。だから前の患者２人には耳栓してもらった。」

私「医療者目線ですねという話をした、レーシックの再手術で視力悪くする話が存在することを引き合いにだした」

レーシック再手術は手元を見やすくする＝（それと同じで）耳の再手術で、音の過敏をまろやかに聞きやすくするというのは同一行為じゃないですか？

先生「そう言われたらそうなのかもしれない」　

※この論理は、今後聞こえを悪くする為の手術適用の話として出せるかもしれない。

先生「アブミ骨が大きくなって鼓膜にくっついてるイメージなので、関節の動きはしていない」◆ここは適当な説明っぽいかな◆

形成ツチ骨とアブミ骨の間に稼働性があるかどうかは分からない。一般的には、鼓膜の上に真っすぐ立つのが良く、そうやっているので、間接的な動きはしないと思う。

人間のツチ骨～キヌタ骨が、くの字型になっているのはなぜか分かっていない。くの字型のくの部分が無い方が動きが良く振動をより効率的に伝えると言われている。たしかになぜかは分からない。

だから、くの字型ではなく真っすぐにした方が聴力が良くなる。

※私は関節の話をしたが、先生がくの字型の構造の話と間違えている

私「音の発信源と到着点の間に１０個関節があるのと、１本の棒で繋がっているのとではどっちが鋭利に響くかと言われたら、１０個関節が有る方が、音は受け流されると思います。」

先生「人間の体がそうなっているからには（耳小骨が3つある構造のこと）、何かそれによるメリットがあるんでしょうね。ただ、どんなメリットなのかはよく分かっていない。

基本的に、手術する時に、斜めに出来ない。斜めにするとおそらく、まず、ずれる。真っすぐ立てるのが良いとなっている、ずれないように。

私「稼働性を作る提案の話。逆戻り提案で、接点をアブミ骨に対してラフに押し当てて、溝を浅くしてもらえないか？

というのも、１回目手術は、カタカタ鳴るので失敗なんじゃないのかなと僕は思っていたが、カタカタ鳴る事／しゃっくりでビキっとなって聴力が良くなる現象があることこそが、稼働性がある証明だと思った。

先生「（業界では）稼働性があると、ずれるから良くないということになっているんです」

「というかみんな過敏を訴えないんですよね～　　※回答が曖昧」

先生「鼓膜～形成ツチ骨～アブミ骨までは、真っすぐなので、関節的な動きをしていなく、一体化して動いている。　形成ツチ骨とアブミ骨は、同時に動いている。」

私「ボンドが乾ききったら、接点（形成ツチ骨～アブミ骨）だけにボンドが残る状態になる。

となると、形成ツチ骨～アブミ骨には稼働性がありますよね？」

術前のくの字（斜め）になっていた頃は、関節的な動きはしていたが、

現在、真っ直ぐになっているので関節的な動きはしていないと思う。

そもそも人間のツチ骨が、くの字（斜め）になっていることにどのような意味があるのか分からないですが、

ひょっとしたら音質に何か効果があるかもしれないが、技術的に斜めに出来ないのと、効果が分かってないので出来ない。

商品としても関節のある人工物は無い。

ちょうつがいみたいになってる人工骨を開発して作らなければならない。

※私は関節の話をしたが、先生がくの字型の構造の話と間違えている

・私「じゃあなぜ、1回目手術後には聴覚過敏は無かったんですか？」

先生「その他考えられることとしては、聴力検査に違いが無い程度の①や②があったのかもしれない。

　①ツチ骨が鼓膜に対して、斜めに付いていたのかもしれない。

　②形成ツチ骨の距離の違いがあったのかも。つまり、１回目手術は、形成ツチ骨が長くて、アブミ骨が押されていた状態。２回目手術後は、形成ツチ骨の溝を削った関係上、短くなり、アブミ骨が押されなくなった。短ければあそびが出てくる。その微妙な距離の違いかもしれない、ただ、これはどっちの距離が良いかも分からない。

※ただ、形成ツチ骨の溝をほんの少し削っただけなので、全体の長さはあまり変わっていない。

※医学的には、ピッタリの距離が良いとはなっている。今回も必要距離を計測してやっている。

　　ただ、もう１回同じように形成ツチ骨の溝を作っても、１回目手術後と同じような深さに出来るわけでは無い。

①

②

※距離は長ければ、アブミ骨が押されるし、短ければ押されない

・私「オーダーです。軟骨とか人工骨でも良いし、代理キヌタ骨で関節を作ってかましてみるとか。。」

先生「もう一度手術するとなったら、医師としては聴力回復を目指します。

その場合、一番良いのはアブミ骨手術。もし、アブミ骨手術にリスクがあるからというのであれば、同じ様に形成ツチ骨使っても変わらないわけなので、軟骨や人工骨となる。

軟骨っていうのは、良いっていう先生もいれば悪いっていう先生もいる。

軟骨は、ツチ骨が支えない時？とか人工物を使いたくない時に、使う。

例えば、真珠殊性中耳炎とかで、耳小骨に真珠殊がくっついている場合、自分の耳小骨を使えない。その際、軟骨を使う。

形成ツチ骨あるのに、あえて軟骨使うのはあまりしない。

従って、やるとしたら人工骨。

・「この辺りから、聴覚過敏が発生しなかった実績がある形成ツチ骨を再度使いたいという話」

・先生「形成ツチ骨を２つに分断して切って、関節を作ることは技術的に出来ない。

小さすぎるし、そんなに、工芸品みたいな感じで、きれいに切れる訳では無い。

鼓膜までの距離が遠い時に、やむをえず３つにする場合ある。一般的には、（聴力回復目線でいうと）成績は良くない。

従って、（聴力回復目線でいうと）形成ツチ骨１個でやる方が望ましい。

私「聴力回復目指さなくて良いので、（過敏を治すことを期待して）手術してもらいたい。」

手術適用の話になるのであれば、（形式上）聴力回復を目指して、（実際は）過敏を治すことを期待してやることになる。

先生「３回目の手術をやるにしても同じことをしてもしょうがない。ツチ骨を２つに分割しても（またくっつけるだけで同じことなので）聴力変わるとも思えない。

私「形成ツチ骨自体は否定していない。１回目手術後に形成ツチ骨で、聴覚過敏が出なかったという成果が出ているので、形成ツチ骨を使いたい。聴力回復はしなくても良い。

逆に、軟骨や人工骨ではどのようにやっても聴覚過敏が出るとかであると困ってしまいますし…。」

先生「聴力回復だけじゃなく、youさんの訴える過敏症状が何かしら回復するとは思えない。あるいは、どうしてよいか分からないというのが正しいかも」

私「従って、分からない中で、（形成ツチ骨を再度使い）やってもらいたい」

・鼓膜を再度見てもらうが、何もアイデアが思い浮かばないとのこと

・先生「２回目の手術は、確固たる自信があってやった訳では無くて、理論上、（youさんの言う）溝の問題があるかなと思ったが、結果、聴力回復していないので、溝は関係無かった」

先生「聴力回復っていう目線じゃないと、どうやって良いのかよく分からない」

「聴力回復以外の症状を改善させるのは、どうやって良いのかよく分からない。」

私「何回かやってみて、（接点の問題がたまたま上手くいって）過敏が無くなることを期待して手術してみる」

先生「手術は結構大変なんです。繰り返せば繰り返す程、癒着が激しくなるので、より難しくなる」

先生「人工骨の方が、形成ツチ骨より柔らかいので、なんとなく過敏に対して（響く音に対して）は良いかもしれない。それだったら、人工骨を試してみても良いかもしれない。

※初めての聴覚過敏に対しての先生の意見

・先生「今ある形成ツチ骨を再度使うとしたら、どうしたらよいか分からない」

先生「鼓索神経は今度は保存する自信が無い。」

（これまでと同様のリスクの話）聴覚神経の障害　等

私「リスクはのみます」

先生「響く時は耳栓するのが一番安全だし、簡単な方法」

「フィブリンは１カ月で分解されて無くなる。今はフィブリンは付いていない。

その代わり、かさぶたとかを治す線維芽細胞細胞が伸びてきて、（現在の状態で）固まってくれている」

私「ということは、固まってしまっているから、組織移動で、過敏が治らないということですよね？」

先生「僕は、固まったから聴覚過敏になった訳では無いと思っている」

・私「身体の代謝からくる組織移動で、接点が動き、何年後とかにたまたま聴覚過敏が無くなることはあるかもしれない？」

先生「あるかもしれないです」

・私「耳小骨手術後の生涯における再手術の確率は、術式が確立されてからさほど年数経過してないだろうから、分かってないですよね？」

先生「それは分かっている。そもそも、何十年も経つと耳小骨ずれてきて聞こえが悪化したりすることがある。

最小期間だと２、３年でずれた人がいる（１％以下）。１０年くらいでずれてくる人もいる。

耳小骨接点変化を期待して、複数回の手術を試すのであれば、どうせ待ってればちょっとずつずれるので、良い接点状態になれば良いかもしれませんね。

先生「そもそも、聴覚過敏の治療は安定剤を使っていくものですが、慣れることを考えていく方針」

私「再手術後１年で慣れなかった」

・私「半年後の診察で、再手術お願いすると思います。

先生「リーゾナブルだとは思えない。やるとしたら、軟骨とか人工骨。」

・やっぱり、キヌタ骨のくの字の形の方が良いのかもしれませんね。

手術でもくの字型を残せるんだったら、残すもの。ただ、youさんの場合、ツチ骨が周囲の骨と固まっていた。

ツチ骨が固まっていたら、キヌタ骨残っていても何の役にも立たない。

そもそもの構造は、周囲の骨とか靭帯でハンモックの様に釣られて固定されているツチ骨と、ブランブランしているきぬた骨が関節でくっついて、くの字型になっている。

ツチ骨だけ周囲の骨とかで固まっていたが、ツチ骨だけ取って、研磨後、キヌタ骨に当ててくっつける事は出来ない。（＝キヌタ骨は、中間の骨だから、中釣りになっていないので、ツチ骨とキヌタ骨の関節を切ると、重力に従ってブランブランしちゃう？＝つまりくの字型を戻すことは出来ない）

これは証明されている。

ツチ骨の頭の部分を取った場合、きぬた骨は何の役にも立たないので、きぬた骨は取ってしまう。

くの字になっている理由は分からないですが、真っ直ぐの方が聴力結果は良い。重さが軽くなるからと言われている。きぬた骨あった方が、真っ直ぐにならないし、重いし、聴力結果が良くないので、通常取ってしまう。

きぬた骨を無理矢理残して、きぬた骨とくっ付けたとしても、意味が無い。

きぬた骨取った理由は、＋（過去に言ったように）アブミ骨に振動を与えたくなかったから。（ん？ツチ骨だけ外に出せば振動は与えないか？）というのもある。

・先生「リーゾナブルだと思えた時には手術をするが、今日の話では思えない。やるんだったら、軟骨とか人工物使ってみるのは良いかもしれない」

「聴力回復だけじゃなくて過敏も解決してあげたい」

私「過敏は形成ツチ骨で正解だったことが証明されてる」

先生「どうやれば良いのか分からない」

先生「過敏に対しては、軟骨とか人工骨は柔らかいので、柔らかい音になって良い様な気がする。ただ、やった後、形成ツチ骨に戻ることは出来ない。

私「どうしてよいか分からないと思うので、何回かやってもらいたい」

先生「何をすれば良いのか分からない」

私「連鎖を解いて、研磨して、形成ツチ骨を付ける角度を変えることを依頼したい」

「同じ方向性でフィーリングの部分だけを変えてみる」

先生「手術は結構大変。納得いくまで何回も同じ手術をやるのは無理です。なかなか難しい。」

先生「リスクの話、耳鳴り、めまい　等許容出来ないと思うよ」

過敏に敏感な人は、耳鳴りやめまいを許容することは出来ない。

一日中耳鳴り、一日中めまいがするとか。

私「伊藤先生も、３回の経験は無いですよね？」

先生「経験無いが、3回やればどんどん難しくなる。」

私「リスクは許容します。コミュニティーで統計値があるのでそういったものを参考にして、判断します」

先生「youさんと色々話をするのは楽しいことは楽しいですけど、医学的に倫理的に法的に認められないものは認められない。」

「聴こえ悪くする手術は出来ないし、確固たる方向性も無いのに繰り返し手術するのは普通許されないので出来ない。手術はあくまで患者の言う通りにやってる訳では無く、患者さんの希望を聞いた上で最も良いというのを考えながらやっている。無理なものは無理という話になります。」

「医学的適用がはっきりと見出せなければ、いくら患者が希望しても手術やったあげられないかもしれない」

私「今日の話では出来る？出来ない？」

先生「考え難い。しかし。材質変えてやってみるのはひとつの選択肢。」

「同じ材質だと良くなると思えない、または、どうしてよいか分からない」

私「材質と過敏の因果関係の患者データをヒアリングしといてください」

伊藤先生「さっきも言ったようにゼロゼロゼロゼロです。そんな患者はいないです。そんなデータは無い。」

ちゃんと患者さんからヒアリングしてますよ。手術した側としては、慎重に患者さんの意見を聞いてますよ。

私「レーシックあるあるの話。医療サイドと患者の意識の乖離はあるあるという話。斜位＋遠視の話。」

先生「だとしたら、医療サイドはその話を患者から聞いていないから判断出来ないでしょうね」

私「先生のお話の仕方で、変に隠してるっていう感じは全くしないです。」

先生「私の感覚としても、材質の違いで過敏の訴えが変わっているという感覚は無い。

だけど、理論上はありえるかもしれないかなっていうくらいですね」

私「単純に関節あるものがたくさんくねくね曲がった状態なら、発信源と発信先で、過敏を少なく出来るイメージ分かりますよね？」

先生「それは、あなたのイメージですよね」

私「ネット上の訴えは、聴力良くなったんだから、過敏、肩こり発生したけど、それはしょうがないという意見が多い」

先生「補聴器とかは、みんな最初そういう訴え。１年～２年で過敏に慣れてきて訴えなくなる」「そういうのを医療サイドは知ってるから、患者に大丈夫ですよと言っている」

私「脳が割れる様な感じがするという人もいる」

先生「そういう人には補聴器辞めましょうか、となる」

私「では、半年後！」

（今後の選択肢）

・材質同じ（形成ツチ骨のまま）で再度、溝の調整　―＞手術適用では無いので、出来ないっぽい

・アブミ骨手術　―＞出来る

・人工骨　―＞出来る

・軟骨　―＞出来る

（切り分け済み）

・（左耳に耳栓付けると）過敏無くなるので、右耳は聴覚過敏では無い。

・骨伝導イヤホン（骨導経由から直接内耳）では、左耳聴覚過敏は無いことから、

原因は、内耳ではなく、中耳腔（耳小骨　等）である。

｟再手術でやってもらったこと｠

・繊維性結合組織の除去

・コルネラの溝が深すぎたのを浅くしてもらった

・接点を意識して入念に、コルネラをアブミ骨に押し当ててもらった（入念な隙間チェック）

｟治った事｠

・大きな音でカタカタする　（完治）

・あくびで、ビキっとなる（完治）

・しゃっくりでビキっとなる（激減）

※聴力は変化無し

｟事実｠

・しゃっくり等で接点が正常化されれば、聴力が上がる、という事実は変化無し。

上記の｟再手術でやってもらったこと｠で、｟治った事｠もあったが、

それが原因で、過敏になってしまった。

従って、もう一度手術を検討しています。

・やっぱり、コルネラの溝を浅くしたい

接点は浅くて良い。がっぽりとはめなくて良い。

・出来れば関節を作りたい（キヌタ骨のようなもの）

・聴力回復は気にしない

（質問）

・同じく形成ツチ骨を使うのが良いか、軟骨か、人工骨か

A、軟骨か、人工骨

・仮に耳小骨の連鎖を解くとしたら、聴力ゼロ以外にデメリットは？例えば耳鳴り？耳閉感？

自声強調？

A、連鎖を解くことは出来ない

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