ヴェンダース!ヴェンダース!
ヴェンダース!
ヴェンダース、よくぞ撮ってくれました!




これ、渋谷のトイレプロジェクトに
プロモーション作るんだけど、
お膳立て、全部するから、
監督やってよ〜って、
ひな壇のお姫様みたいに、
担ぎ出されたのだと思ってましたが、
脚本にも名前がのっており、
いかにも日本人特有の心情の機微、
生活の風景を描いてくれたと思います。
小津の大ファンであることは、
周知の事実で、今回の映画も
小津的と言われますが、小津的というか、
アメニモマケズ、カゼニモマケズ、かな?
私は感じました。
ささやかな日常生活を淡々と描いている
にも関わらず、最後まで目が離せません。
圧巻は、ラストカット。
あんな演技、たしかに役所さんにしか
できない、カンヌ男優賞も納得の
圧巻でした。

そして、
主人公が、毎朝決まって、自販機で買う
缶コーヒーは、BOSSみたいですが、
エンドロールの後のオマケに、
自販機がひっそり映って、
中から宇宙人ジョーンズが、
出てくるなんて、ジョークが
あってもいいと思いましたが、
さすがに、無いです。。。