日経平均17000円以上は高値掴みに要注意

注目された先週末の米9月雇用統計は、市場予想を下回る結果になったものの、想定される範囲の中に納まり、良過ぎず悪過ぎずと言う結果で株式市場にとっては程好い結果になりました。トランプとヒラリーの2回目となる公開討論会も結果は前回同様にヒラリー優勢との見方が多数、こちらも結果的には株式市場にとって安心出来る結果になりました。

ロシアのプーチン大統領がオペックの原油減産にロシアも参加すると表明し原油先物相場が上昇して51ドルを回復、しかし価格が上昇すればいずれ米シェールオイル業者が増産しますので上値は限定的。しかし原油相場の適度な上昇は産油国経済を助け、先進国のデフレ懸念を和らげると言う意味では株式市場には好材料です。

先週から強含みの展開が続いている日経平均ですが、11/8に米大統領選挙を控え、今後国内主要企業の9月中間決算発表を控えていると言う状況を考えると日経平均の17000円以上は主力銘柄の高値掴みに注意と言う感じがします。出遅れ感、割安感の有る、材料株ならさほど心配は要りませんが、主力銘柄や日経平均に関しては強気になり過ぎずと言う発想が必要です。

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