5w0dに不妊治療の病院で8.6mmの胎嚢が確認できました。
これは私にとって奇跡です!!!
いつも3mmぐらいの小さな胎嚢しか見えないので、エコーで大きな黒い塊を発見した時は驚きました。
万全の体制でグロブリンを投与できることを喜ぶ一方で、家に帰って5日間分の入院セットを詰めながら、こんな重い荷物持って2時間かけて大学病院に行ってグロブリンありません〜とか言われたらどうしようという不安もありました。
翌日大学病院に行き胎嚢を確認してもらって、先生はすぐに電話をかけました。
もしもし〜、グロブリンあるかな?80gでいいんやけど。うんうん、いける?おっけ〜
…本当に胎嚢確認してからはじめてグロブリンあるか確認されていたので、
事前に確保してもらうことはできないのだろうか。
薬全般供給不足とは聞いてるけど。
やっぱり不妊不育治療みたいに命に関わる病気じゃないものに薬確保するんは難しいんかな。
てかそもそも前日に電話で有無の確認くらいさせてもらえたらありがたかったな〜
と思うことはいろいろありましたが、無事グロブリンを投与してもらえることになりました
そのあとたくさんの説明があり、
・診断名は原因不明、治療抵抗性の不育症で流死産経歴4回以上
・薬代、入院費すべて自費
・副作用はいろいろあるけど、うまれた子の口唇裂の割合がやや高め
とかを聞きながらサインしていきました。
私の体重は軽めなので本来100g入れるところを80gにして、20-15-15-15-15gずつ入れるそうです。
4日間の入院にはできないそうで…(なぜ)
こうして始まった免疫グロブリン投与ですが、毎日6時間くらいの点滴でした。
めちゃくちゃ慎重で投与開始から5.10.15.30分と間隔をおいて血圧と熱を測ったり、看護師さんが頻繁に経過を確認しにきたりしました。
不育のおじいちゃん先生のところでは点滴始まったら基本放置だったので、めったなことはないんでしょうがしっかりやってくれてはるんやな〜と思いました。
特に不便なことはなかったですが、4日目に37.9度の発熱と頭痛が起こりました。
看護師さんがお医者さんに連絡してくれましたが、自費入院なので追加でお医者さんに見てもらったら高額になるらしく、様子を見ましょうということになりました。
このシステムめんどくさい
4日目だけ苦しみましたが、寝たら次の日には体調は元通りになっていました。
入院中、気持ち的に苦しい時もありました。
晩ごはんを食べている時に斜め向いの人の方から突然機械のやばそうな音が鳴り出したと思ったら、バタバタと看護師さんとお医者さんが駆けつけ大きな声で患者さんに呼びかけていました。
胎児の心拍が弱くなっておりお母さん自身も意識が朦朧としているようでした。
旦那さんに連絡を、と言う声が聞こえて、その患者さんはいつの間にか大部屋から消えていました。
おそらく小部屋に移ったんだと思いますが。
こわくて晩ごはんを食べながら泣いてしまいました。
その夜就寝の時間に向かいの女性が啜り泣いている声が聞こえてきて、看護師さんがずっと話を聞いてあげていました。
不安が移ったのかもしれません。
私はまだ5wで気楽なもんでしたが、ここに入院している人は妊娠中期後期の人が多いので、無事に赤ちゃんが生まれてくれるかみんな不安の中生活しているんだろうと思いました。
病室を出て少し歩くと、かすかに赤ちゃんの泣き声が聞こえてきました。
NICUがありました。
中はもちろん見えませんが、外側にNICUでお世話になった赤ちゃんを産んだお母さんからのメッセージがたくさん貼られていました。
1000g満たずに生まれた子たちもたくさんいました。
中には200g台の子がいて、えっその小ささで生まれてこれるの!?とびっくりしました。
ほとんどの人が入院中の不安と病院への感謝、そして子どもの成長への喜びを書いていました。
今の医療ってほんとにすごい!!と感動する反面、超早産で生まれてきたこの子たちは今どんな成長なんだろうという不安も襲ってきました。
無事健康に生まれてこれるだけで本当に幸せなことだと感じます。
5日間の入院なんて短いものですが、こんなにも旦那さんところ(愛犬)と離れたことはなかったのでやはり寂しかったです。
問題なく退院し、早く帰ってきてくれた旦那さんと駆け寄ってくるころを見て、もとの生活に戻って来れた喜びをかみしめました