かつてないほどたくさんの治療をしながら次の移植周期を迎えました。
一度ここでまとめておこうかと思います。
【不妊治療の病院より】
◯ディファストン
◯エストラーナテープ
◯ウトロゲスタン膣錠
→本当はアプリケーターがついているルティナスがよかったんですが、ルティナスは工場が生産中止しており入ってこないとのことでした。
◎イントラリポス点滴
→NK活性が高い対策として移植前と胎嚢が見えた段階で点滴をするんですが、この点滴が4.5時間くらいかかります。
ただ後から大学病院の先生に言われましたが、イントラリポスもグロブリンも免疫抑制療法なんで、グロブリンするならイントラリポスは要らんかったなとわかりました。
いや、そんなん知らんし誰か言ってよ…
【不育治療の病院より】
◯当帰芍薬散→妊娠後は柴苓湯
→当帰は子宮収縮を防止できるが柴苓湯は免疫抑制に良い、と言っていた気がします。
◯ビオスリー
◎バファリン
→定番の血栓予防
◎オルガラン
→ヘパリンは副作用が多いしすぐ出血する私にはこちらの方が良いと勧められました。ヘパリン同様自己注射ですが、これがめちゃめちゃ痛いです。採卵周期の注射やヘパリンと比じゃないくらい。
◎プラケニル
→おじいちゃん先生独自でお勧めしてはるもので、免疫抑制療法…だそうです。
◎免疫グロブリン
→判定日から1週間に一回15g程度点滴を入れました。これが高額で1g1万円くらいします。
【市販薬】
◯ディアナチュラ葉酸
◯ディアナチュラビタミンD
◯プロバイオティクスII
→ラクトバチルス0子宮なので。
【鍼灸】
これは流産しかかっているような状況で急いで通い始めました。
また次回詳しく書きます。
とりあえず私の流産原因は胎児を攻撃してしまう免疫異常と脱落膜血栓ではないかということで、せいいっぱい免疫抑制と血栓予防をした結果こんなに多くの治療をすることになりました。
その結果が……
移植⑧正常胚
hcg186→8週流産
絶望って何度も襲ってきます。
不育のおじいちゃん先生には心拍がまだ止まってないのに、またしてもプチ流産宣告されました
流産後すぐに紹介状を書いてもらい、神戸の大学病院に行きました。
免疫グロブリンについて書かれたブログをはじめて読んだ時、その病院で治療されていたからです。
免疫グロブリンの治験は5日間入院して100gの大量グロブリン投与というものでした。
もしかしたら少量を長期スパンで入れるのと、初期に大量に入れるのでは効果が違うのかもと考えたので話を聞きに行きました。
治験が終わり今でも大量グロブリン投与治療を行っている大学病院はそんなにありません。
ギリギリ通える範囲にあったのは本当にありがたかったですが、旦那さんと車で行くとほぼ1日がかりのドライブでした。
すでに5回流産(化学流産除く、正常胚移植含む)している原因不明不育症の私は大量グロブリン投与の対象になるそうでした。
ただ自費になるので必ず納得して治療にあたってほしい、胎嚢が見えた段階(4w後半)で5日間入院し点滴をするとのことでした。
また、現在飲んでいる薬の説明をすると、当帰芍薬散、ビオスリー、バファリン、葉酸以外はやってもやらなくてもどちらでも良いとのことでした。
ラクトバチルスがないから妊娠継続できないとはっきりわかってないし、病理検査の結果も特に興味はない。
この時から感じ始めたのは、産婦人科医と内科医の考え方の違いでした。
不育症のおじいちゃん先生はずっと母子センターに勤務していた内科医です。
オルガランやプラケニルなど独自の治療法をお勧めしており、血流や病理検査の結果をとても大事にしています。
大学病院の産婦人科の先生とは意見が違うことも多く、また、お互いそれをわかっているようでした。
ここから私は複数の病院に通うがゆえに、どの宗教を信じて治療にあたるのか悩むことになります。
不育治療って完全に患者側が知識不足で弱者なのに、最終的に決断するのはお金を払う患者ってかなり難しいですよね。
弱者である夫婦2人で何を信じて進むべきか、ここからが本当の冒険でした。
今回のタイトルはドラクエの「そして伝説へ…」をすこーしオマージュしてます