3度目の採卵は32個の卵が取れ10個の胚盤胞ができました。
喜んだのも束の間、着床前診断にすべて出すのか?
1個10万くらいなので単純に10個すべて出したら100万ですえっやば
これは旦那さんが全部出そうとすぐに決めてくれました。
採卵で多くの胚盤胞を確保することが時間、お金、精神的にめちゃくちゃ大事であることはもうわかっていました。
私も願うことならこれを最後の採卵にしたい…と強く思いました
結局10個すべて着床前診断に出して、5個の正常胚と2個のモザイク胚を手に入れました。
不妊治療の女医さんは10個出す人は初めてですと言い、不育治療のおじいちゃん先生はグレード高い5個とかにするのでは…と驚いていました。
後悔はしていませんが、確かに遅れて胚盤胞になったやつほど正常胚にはならなかったので、減らすのであればグレード高いやつだけでいいかもしれません。
モザイク胚は一年凍結していましたが、延長の時に破棄してしまいました。
他の正常胚とは別の容器で保存されていたので費用が倍かかるのと、やっぱり移植する時に不安になると思ったからです。
もしかしたら普通に生まれてこれるかもしれない胚ですが…
もう選択の時は過ぎました。
着床前診断をすることによって大打撃だったのは、助成金なしの全額自己負担になってしまったことでした
これもニュースで有名な話ですが、不妊治療が保険適用になりましたが着床前診断は保険適用外です。
保険適用外(着床前診断)と保険適用(移植)の治療を併用することは混合診療になってしまうため、すべて自費診療になってしまいます。
今までは助成金を申請していたんですが、それも不妊治療の保険適用でなくなってしまいました。
結局私にとっては負担が大きくなっただけなので、もしまた採卵からすることになればもう着床前診断はせず保険適用の治療を行うかもしれません。
私たち夫婦は二人とも正社員フルタイム勤務でお給料もそこまで大きくは変わらないので、不妊治療はすべて私が、他はすべて旦那さんが出してくれています。
それでも割とトントンな年があるくらい不妊治療にお金をかけています。(またお金についてまとめて書けたら良いなと思います)
これで結局子どもができず妊活を終わることは今もまだ考えられません。
いつになったらもういいやと思えるのか…、何歳になったら、あと何回移植したら、…そんなことを考えると止まらなくなるので、ころ(愛犬)を撫でるしかありません