思ったよりも
僕は君のことが好きみたい。
だから今、
嫉妬に苦しんでいます。
僕を好きだと言ってくれるあの人にしてしまおうなんて考え、最悪だ。
そんなことしたらきっと、
いや、絶対に
僕と同じ思いをする人が出てくるのだから。
あの人は
背高くてガタイが良くて顔もまあまあイケメンで面白くて優しくて女の子に人気がある、ちょっと派手目な見た目に似合わない程勉強もできる男の子。
それでも僕は
背は高くて体型は普通、学年一位滑り止めで早稲田受けちゃうくらい頭良いけど白髪混じりの髪の毛に歯並び悪くて一部歯の神経死んでて顔の一部が特徴的で自分の損得感情なんか無視で誰に対しても優しい宗教みたいな誰からも愛される男の子に恋をしているのです。
最初は大丈夫だと思ったのだけど、
どんどん好きになっていく。
どんどん深みにはまってく。
そんな自分が嫌いだ。
不意に手にとられたことも
握り直してくれる手も
君の背中の骨っぽいのも
ミスした時の本当に悔しそうな表情も
先生の指示を聞く真剣な表情も
後輩に慕われる姿も
誰よりも汗をかいて床を濡らして専属モッパーがいることも
彼女は知らない
僕だけが知ってるの。
僕だけが触れられて
僕だけが見てきたんだ。
そんなこと考えてしまうあたりもまた嫌い。
触れられた数も
思われた時間も
彼女の方が多いのに。
僕は自分からは何もできない弱虫だ。
アドレスなんて知りたくなかった。
メールを送ってしまうから。
君は返事をくれるから。
知らない状態で最後までいきたかった。
そんなペア、僕達しかいないだろうから。
知るならちゃんと僕自身が聞きたかった。
あんな知らざるをえないみたいな状況じゃ嫌だ。
きっと明日はきっともっと
君を好きになる。