「やせ」でも血液数値、基準値超…4人に1人
肥満度を示す体格指数(BMI)が「やせ」(18.5未満)でも、血糖値など血液検査の
いずれかの数値が特定健診(メタボ健診)の基準値を超えている割合が4人に1人に
上ることが、日本医療データセンターの大規模解析で分かった。
こうした人は、心筋梗塞などの重大疾患を起こす危険性が正常な人の5倍に達した。
肥満の人だけではなく、やせた人も検査値に注意を払う必要性が浮き彫りになった。
「やせ」の人のうち、血糖値、血中脂質、血圧のいずれかが特定健診の基準値を超えた
人は25.6%に達した。BMIが18.5以上25未満の「標準」で51.3%。「肥満」(25以上)
では81.6%だった。
心血管疾患や糖尿病の合併症などを発症した「肥満」は「標準」「やせ」に比べ2~3倍あった。
ところが、基準値を超える検査値があった人の発症率を正常値の人と比べると、
「やせ」は5倍、「標準」は3.4倍、「肥満」は3.1倍と、やせているほど検査値の
異常が影響を及ぼしていた。
特定健診は、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)を重視し、腹囲など肥満に関する
数値が健診の必須項目としている。
肥満でない人は健診後の指導対象から外されている。